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2004年4月21日号(毎週水曜更新)

そろばん復活!?

 教育現場で最近、そろばんが見直されている。計算力が身に付き、集中力が高まるなどとして導入する小学校が出始め、検定試験受験者も増えている。電子計算機の普及で日常の計算手段としての地位を失ったが、日本のそろばん教育発祥の地とされる京都で新たな脚光を浴びている。
 「願いましては」。教師の合図とともに子どもたちが一斉にそろばんの珠をはじく。京都市伏見区の桃山東小が昨夏から土曜に行っている「楽しいそろばん教室」。ほとんどがそろばんは初めてといい、5年の波多野萌さん(10)は「楽しい。そろばんを始めてから、頭の中で計算ができるようになった」と笑う。
 左京区のノートルダム学院小も「日本の伝統文化としてのそろばんを子どもに伝えたい」(松本浩二教頭)として、5月から土曜の課外学習で取り組む。京都市教委も、本年度から始める体験活動や学習の場「みやこ子ども土曜塾」の講座にそろばん導入を検討している。
 そろばん人口も増えている。京都府内で検定試験の受験者は、1980年前後をピークに減っていたが、全国珠算教育連盟(全珠連)府支部(下京区)は2001年度、19年ぶりに前年度を上回る7000人となった。京都珠算振興会(中京区)も02年度は23年ぶりに前年度を上回り、翌年度は3900人へと増えた。
 なぜ今、そろばんなのか。02年度から導入された新学習指導要領との関連を挙げる声がある。同要領で教科内容が削減されたことで保護者らが子どもたちの計算力低下を危ぶんでいることが背景のひとつにあるようだ。あるそろばん塾経営者は「小学校低学年や幼稚園の子どもが増えている。計算力アップに役立つと考えて習わせる傾向がある」と話す。


[京都新聞(4月17日)より引用]

【編集長の目】
ローラースケート代わり履いたり、ミニカー代わりに走らせたり、いろいろした事を思い出しました。紙の上で計算するだけよりも、実際形あるもので計算した方が、子供にとって、なによりとっつきやすいのではないでしょうか。無くすにはもったいないですよね。


「懐かしいあの響き」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
僕も実はソロバン6級。そして…暗算の最中に答えをめくって先生に怒られた記憶も同時に思い出しました。。かなり駄目小学生(笑)でもあのクイズのように正解が瞬時に解るスピード感と、石のカチンと弾ける音は小学生には丁度いい刺激かも。気持ちイイです。

「計算力大事だよ」

大学職員 石井涼子(24)

あーわかる。今まさに計算力の大切さを身にしみて感じている。ファイル容量の計算とか2進数でIPアドレス数えたりとか。文系の私にはつらーいネットワーク管理職場。つくづく文理分けて教育を進めた文部科学省は疑問に思う。両方強い方が人生楽しいじゃん!

「あの質感がたまらない」

大学院生 服部圭介(26)

子供の頃、地元の友達がみんなそろばん習いに行くのを後目に、一人公文派を貫いた私。でもそろばんにはずっと魅力を感じていました。あの優しい木の質感、珠を弾くあのアナログな音…。計算力とか集中力の向上とかより、そこに惹かれちゃうんですよね。

「まずは、一の位から」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
そろばんは暗算が速くなるという効果があると思いますので、電卓を使うよりもいいのでは?私にとってそろばんは単なる楽器でいつもジャラジャラやっていただけで、未だにどのように使うのかすらわかりません。こんな大人にならないように、勉強してね。

 

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