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2004年6月2日号(毎週水曜更新)

未納問題に乗じて

 「年金が未納になっている。連絡がなければ法的に対処する」などと書いた不審なはがきを送り付けられる被害が、全国各地で相次いでいることが27日、各地の社会保険事務所の調べで分かった。社会保険庁は詐欺まがいの行為として注意を呼びかけている。
 同庁によると、不審なはがきは地域ごとに3種類あり、差出人はいずれも架空の団体で、連絡先は東京都内だった。
 北海道や東北地方の住民には「東京都千代田区の国民年金組合」という架空の団体名で「保険料が未納になっており、至急連絡がほしい」とのはがきが、確認されただけで約70通送付された。
 首都圏は「ジャパンネットワーク」「グローバルデータ通信」と株式会社を名乗り、「社会保険庁の依頼を受け、未納保険料の回収を代行する」「支払えば延滞リストから削除する」などという内容だった。
 関西地方から九州にかけては、架空の「国民年金センター」という団体からはがきが届いた。はがきを受け取った兵庫県加古川市の30代の女性が電話をかけると、男性の声で「年金保険料に未納期間があり、振り込んでほしい」と金融機関の口座番号を指定された。


[産経新聞(5月27日)より引用]

【編集長の目】
迷惑メールや迷惑電話等の経験の無い人の方が少ないくらい、個人情報は漏れて当たり前の世の中。情報化社会になるという事は、こういうリスクがあるという事なのだ。詐欺はあの手この手でやってくる。自分は大丈夫と思わずに、死ぬまで気をつけていたい。


「失敗かな?」
プロバイダー会社勤務 前田 智美(24歳)
こういったタイムリーな詐欺ネタを耳にすると、何でもかんでも金儲けにつなげてやろうという発想に不謹慎ながら感心してしまう。しかし!今回のケースは、「政治家が払っていないのに払えるか!」ってあまり引っ掛からないのでは。少なくとも私ならそう思う。

「請求書まずは疑え」

大学職員 石井 涼子(24歳)

職場で学生や家族に色々と請求をするのですが、文面の粗さ故に疑いの電話がかかってきたことがあります。几帳面さが面白かった。デジタル化で個人情報が簡単に流れやすくなった今、請求はまずは疑えなんですね。決して怪しまれない請求書づくり、面白そうだ。

「ビビらなそう」

iモードコンテンツ会社勤務 斎藤 滋(26歳)

現在、一般の年金未納の半分以上の人は、意図的だと思います。今さら電話がこようが督促状がこようが、別に動じないのではないでしょうか? だいたい、ぼくも未納時は社会保険庁からガンガンきましたよ。慣れっこです。もしかして、あれも詐欺だったのかな?

「銀行口座から犯人検挙を」
大学院生 服部 圭介(26歳)
オレオレ詐欺師に架空請求詐欺師、そして新種の年金詐欺師。詐欺師というものは流行を取り入れるのが早い。それはともかくこの手の詐欺に使われるのは銀行口座。それがありながら犯人特定ができないのは銀行にも問題があると思うのですが。どうです銀行さん。

 

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