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2004年6月9日号(毎週水曜更新)

橋田さん、バンコクで火葬に

 イラクで襲撃を受け殺害されたフリージャーナリストの橋田信介さん(61)と小川功太郎さん(33)の遺族5人は3日午前(日本時間同日午後)、クウェートのホテルで記者会見した。遺族は6日、クウェートを出発し、経由地のタイ・バンコクで2人の遺体を火葬にするという。
 橋田さんの妻幸子さん(50)は海外を飛び回る夫に「何かあったら迎えに行くから、心配しないで」と言い続けてきたといい、遺体と対面した時、「約束通り迎えに来たからね」と心の中で言葉をかけた。弾痕が残る緑色の帽子を手に「1発で苦しまなかったと思う」と、涙ながらに話した。


[毎日新聞(6月4日)より引用]

【編集長の目】
 事件後の遺族の方の態度や、橋田さん達の取材準備の入念さを知ると、まさに「自己責任」で戦地へ向かわれた方なのだと感じられます。おしい方々を亡くしたと つくづく思います。橋田さん小川さんの書く文章や、写真を、もっと読みたかったし 見たかった。


「信念を感じた」
大学職員 石井 涼子(24歳)
人質になった3名も今回の2名も皆信念をもってイラクで活動していた。やはり自衛隊ではなく民間人が戦地に出向かないと実態は掴めない。だから国が規制をしようとも現地に向かう人を私はありがたく思う。イラクでの民間日本人の活動は今後も続けて欲しい。

「プロの仕事の本質」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(27歳)

橋田さんが、家族にへ自分の仕事の意義と危険性をしっかり伝え、納得させていたことにプロだなと感じました。周囲に対してそこまでできて、初めて危険地帯で仕事ができるんだと思います。遺族の毅然とした態度をみて、胸が熱くなりました。

「自己責任の在り処」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

人質事件と対比して考えてしまう。イラクへ向かった当人たちの気持に差はないと思う。痛ましいほどに潔い幸子さんに対し、滑稽なほどうろたえた人質事件の家族。その差が生と死にあるのなら、イラク云々ではなく、生きていること自体に自己責任があるのだろう。

「彼らが伝えたかったことを」
大学院生 服部 圭介(27歳)
遺族の方々の凛とした姿勢から、戦場で活躍するジャーナリストの妻や家族という人たちの苦労とその覚悟というものを深く知った気がした。そして遺族の方々が故人の仕事に対して持つ大きな誇りを感じた。彼らが伝えたかったことを、私たちも知るべきだと思う。

 

ニュース関心度合計(/20)


石井
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田中
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浅羽
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服部
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