年金改革法、成立 |
年金保険料引き上げと給付水準抑制を柱にした年金制度改革関連法が5日午前の参院本会議で、自民、公明両党の賛成多数で可決、成立した。民主、社民両党は本会議を欠席、共産党は出席した。与野党は徹夜の攻防を繰り広げ、4日午前の本会議開会後、成立まで約22時間かかった。野党は参院選をにらんで対決姿勢をさらに強めるとみられる。同法の一部は今年10月1日に施行され、同月から年収に占める厚生年金保険料率は、現行の13.58%(労使折半)から13.934%に引き上げられる。
3日の参院厚生労働委会での強行可決をきっかけに、与野党が対立。4日午前に開会された参院本会議は野党の長時間演説などの抵抗で、法案の採決が大幅にずれ込んだ。
[毎日新聞(6月5日)より引用]
【編集長の目】
「自民を追い詰めていく!」「民主の崩壊だ!」などと言いあっていますが、結局、 自民も民主も大幅イメージダウンですよね。国民がせっかく年金問題に目が行ってい
る時なので、年金改革の中身の議論をして欲しかった。こんな国会になってしまっ て、だれか得する人いるんでしょうか? |
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「小泉トップらしい判断」 |
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大学職員 石井 涼子(24歳)
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決め方が強引。民主主義ではなく多数派の権利を悪用してる。だけどこの法案、議論しても決着はつかなそうだし、これ以上の議論は人件費その他諸々の国費を使うわけで、小泉首相のトップらしい判断なのかなと思った。しっかし、手取りが減少は確実かぁ。
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「割り切り感も必要」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中
教之(27歳)
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国民年金について前から思っていることは、自分たちがもらうことを考えたら、年金制度はうまくいかない、ということ。それよりも、今まで日本を支えた親の世代への感謝の意味で年金を毎月支払っています。私はそう割り切っています。
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「議論しなさい」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
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すったもんだし過ぎです。未納問題が政権争いのカードになってしまって、法そのものの重要性を超越してしまっている。前代未聞のドタバタ劇は結構だが、法の中身を巡って争ってほしいものです。小泉さんも岡田さんも、一度国民にちゃんと謝った方がいい。
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「芝居国会」 |
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大学院生 服部 圭介(27歳)
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年金改革法案の政策的論争よりも、「政治家の未納問題」や「民主党の合意と破棄」「小泉・坂口大臣の無知さ」「参院での乱闘・牛歩・強行採決」などに議論が集中していた。全く馬鹿げた芝居国会を見せられたものだ。いったい誰が事態を収拾するのだ。 |
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