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2004年6月23日号(毎週水曜更新)

飲んだら乗れない

 ロイター通信は17日、スウェーデンの自動車大手サーブが、運転者のアルコール濃度を検知し、酔っていればエンジンを作動させないシステムを開発していると伝えた。
 このシステムは「アルコーキー(Alcokey)」と呼ばれ、エンジンキー部分に組み込まれた検知器に運転者が息を吹き込むことでアルコール濃度を分析。違法なレベルに達していれば、エンジンが作動しないようにする。システム装備には約300ドルがかかる見込み。
 米市場では、グループ親会社ゼネラル・モーターズ(GM)の乗用車に装備され、数年以内に登場する。
 欧州では企業幹部の通勤に社有車を支給するのが一般的で、サーブは企業幹部の飲酒運転が防げるとして開発に着手した。米市場でも、運転を始めたばかりの若者の“暴走”を防げるとして期待されている。


[共同通信(6月18日)より引用]

【編集長の目】
「飲んだら乗れないようにしてしまう」、こういう単純な発想いいですね。テクノロジーの発達が、こういう形で生かされるのは大賛成です。いろいろ問題等もあるでしょうが、がんばってもらいたいです。


「きっとくる」
システム開発会社勤務 大石 誠(29歳)
飲酒運転が原因での死亡事故が多い事実と、それに巻き込まれた身近な方を知る人々にとって、希望の光となる技術です。即時の普及は難しいだろうけど、期待したい分野。技術の発展により、全世界で毎日無事故という日々は、いつか実現可能だと思うんです。

「飲酒運転は立派な犯罪です」

大学職員 前田 智美(24歳)

酔狂が車に乗る前にキーに息を吹きかけ己の飲酒量を測るのだろうか、という疑問はあるが、飲酒運転に車メーカーが取り組むという姿勢は高評価。自動車産業が盛んな日本でこそ、こんなアイディア出すメーカーが出てほしかったな。リコール隠しとかしてないで。

「普及は難しいかも?」

大学院生 服部 圭介(27歳)

良いシステムだとは思いますが、普及の為にはこのシステムが導入されていない車の販売を禁じるなどの法的整備が必要になるでしょう。そうなると莫大な特許料をスウェーデン企業に払わなくてはならないので、日本の自動車メーカーは反対する。すると結局…。

「誰が買うの??」
フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
この車を欲しがる層が見えない。社有車で通勤する人は世界全体でいったい何人いるっていうのさ。それに飲酒したって息を吹きかけなけりゃ乗れるし。車は「便利」か「不便だけど、かっこいい」か、どちらかだけでいい。中途半端な車はいりません。

 

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前田
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服部
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大塚




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