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2004年7月21日号(毎週水曜更新)

ジェンキンスさん問題

 米国のベーカー駐日大使は17日午前、都内の外務省麻布台別館で川口順子外相と会談し、拉致被害者曽我ひとみさんの夫で18日に来日する元米兵のジェンキンスさんの処遇問題について協議した。
 ベーカー大使は、米国が今後、脱走罪などでジェンキンスさんの身柄引き渡しを求める方針に変わりがないことを指摘した上で、健康状態を考え、当面は引き渡し請求をしない意向を表明した。
 これに対し、外相は「ジェンキンスさんは入院が必要な状態」と説明し、人道的な配慮を要請した。両氏は引き続き処遇問題について協議していくことを確認した。
 会談には、在日米軍の関係者も同席した。


[産経新聞(7月17日)より引用]

 


「人道、と一言で言うけれど」
大学職員 前田 智美(24歳)
このところ、ニュースでよく耳にする「人道的」という言葉。人として守るべき道、とは一体何なのだろう。曽我さん一家が、やっと再会できたことはもちろん喜ばしいことだけど、ジェンキンス氏の過去の罪は、チャラになってもいいものなのか?

「佐渡まで国がお供を」

大学職員 石井 涼子(25歳)

一家が佐渡に帰れるまで、国が協力していくべきだと思う。曽我さんは国際関係の歪みの犠牲になって、今の生活があるわけで、こうなったのも国に責任があるじゃないでしょうか。過剰な対応だと非難の声もあるけれど、ここは堪えて乗り越えてほしいです。

「私の本音」

フリーゲーム企画 佐藤 史久(31歳)

問題は本当に複雑。アメリカ側からしたら、裁判にきちっとかけたいだろう、それは良くわかる。罪は罪だ。けれど、どうしても同じ日本人として曽我さん側にたって考えてしまう。一緒にいさせてあげたい。自分でも感情的だと思うが、それが今の私の本音だ。

「やはり裁判はうけて」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
デイブスペクターがTVでちゃんと裁判を受けるべきだ、と発言していた。私も納得した。司法取引よりも米大使館での軍事裁判を開催して、真実はどうなのかをしっかり裁く必要があると思う。曽我さん家族にはまだまだ乗り越える問題がありそうです。

 

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