厚生年金、初の赤字 |
サラリーマンが加入する厚生年金の特別会計の2003年度決算が初めて赤字になることが6日分かった。これを受け厚生労働省は、将来の給付に備えた厚生年金の「年金積立金」から2900億円を初めて取り崩す方針だ。
高齢化の影響で年金受給者の増加に伴って給付支出が伸びる一方、リストラによる社員減や給与減によって保険料収入が減少したことが大きな要因。厚労省は「高齢化などで財政悪化は避けられないと考えていたが、赤字は05年度以降と想定していた」(幹部)としており、厚生年金の財政が予想を上回って悪化していることをあらためて裏付けた格好だ。
厚労省によると、03年度の厚生保険特別会計の中の「厚生年金勘定」の決算は、歳入31兆1021億円に対し、歳出が31兆4401億円で、3380億円の赤字となった。
[共同通信(8月6日)より引用]
【編集長の目】
赤字も積み立てを使うのも結構だと思うが、それらを受け入れる前提として現行の年金制度に対する安心が欲しい。本当に年金をもらえるのか?大丈夫なのか?修正しまくっている見積もりを元に安心だと言われても、全く安心できない。不安は増すばかり。 |
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「甘い、甘すぎる!」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中
教之(28歳) |
「予想より早い」というコメントがありましたが、どうして厚労省が提出する書類は見込みが甘いんでしょうか?出生率の問題や、人口増加率の想定が最悪を想定してやるべきで、それは国民に公表すべきです。そこから政策は始まると思います。 |
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「怪しい責任感」 |
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iモードコンテンツ会社勤務 斎藤
滋(26歳)
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半ば税金のように義務的に徴収されているので、それを運用する側には、“預かっている“という責任感が希薄なのではないでしょうか? 積み立て分を切り崩すというのはよっぽどのことだと思うのですが、どの報道を見ても、彼らの危機感はあまり伝わらないです。 |
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「フリーター助長制度」 |
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大学院生 服部 圭介(27歳)
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保険料未納も赤字の要因なのでしょうが、年金が公的制度である限り徴税と同じく保険料の徴収は法的拘束力を伴ってビシバシやってほしい。フリーターなら保険料払わなくていいなんて異様な常識がある今、これはまさに制度がフリーターを増やしているかもしれない。 |
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「終わりにしよう」 |
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フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
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納め逃れができない厚生年金まで赤字だなんて。それは完全に政府の責任である。年金制度は本当にほんとうにもう終わりだ。廃止して、新たな制度を作るしか方法はないと思う。老後を保証してくれるなら消費税20パーセントになっても構わない。 |
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