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2004年8月25日号(毎週水曜更新)

甲子園、駒大苫小牧優勝

 両チームで39安打、23得点。中盤まで勝利の女神が目まぐるしく行き来する壮絶な攻防は、駒大苫小牧の気迫がわずかに上回った。
 13−10で迎えた9回2死一、三塁から、済美の4番鵜久森の放ったフライを遊撃手がしっかりグラブに収め、夢の全国制覇は成った。目を赤くした香田監督は「こんなに打てるとは。点差がついても、ベンチで選手はまだまだ、やってやれ、と声を出していた。わたしは何も言う必要がなかった」と声を震わせた。
 香田監督は「最後(9回無死一、二塁)にゲッツーを取れ、向こうの流れを切れた」と言ったが、5、6回に本塁で走者をぴたりと刺した好返球も乱戦でものをいった。
 雪に閉ざされる冬の日もブルドーザーで除雪し、凍ったグラウンドでノックを追った。土が現れる4月、待ちわびた喜びと、短い時間を頑張ろうという気持ちで密度の濃い練習をこなしてきた。「北海道のチームでもやれる」。攻守に輝いた駒大苫小牧が、高校野球の歴史を変えた。


[日刊スポーツ(8月22日)より引用]

【編集長の目】
凄い試合。息詰まる投手戦もいいですが、こういう試合もおもしろい。しかし、北海道勢初の優勝!良かったです。冬の練習にハンデがあるのに、本当に頑張った。次は是非、東北勢に勝ってもらいたい!東北出身の私の希望です。


「歴史上稀に見る好ゲーム」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
最高。僕も「道産子」なもので…この優勝は凄く凄く嬉しい。奇跡。大げさじゃなく…北海道の雪を、寒さを知ってるだけに、この優勝は何倍もの価値があると。ハンデがあるからこそ負けたくねぇ。道産子で良かったと思える日がきて、僕は二重で嬉しいです。

「笑顔と涙は相性がいい」

大学院生 服部 圭介(27歳)

日大三高や横浜などの強豪を破っての優勝、まさに完全勝利。しかし負けた済美高校の溌剌としたプレ−にも、とても感動を受けた。特に済美の上甲監督の、いつもニコニコ笑顔で選手を迎える姿とそれに応える選手たち。笑顔と涙をたくさん見た。ありがとう。

「逆境が強さを生む」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

プロを意識したスマートで現代的な高校生のスポーツに様変わりする中で、泥臭い練習をしてきた彼らが優勝したことは素晴らしいと思う。彼らの優勝は途上国がメジャースポーツで先進国を負かすようなもの。逆境を乗り越えて掴んだ栄冠はひときわ輝いていた。

「おめでとう」
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)
苫小牧の冬は氷点下のはず。冬場はいったいどうやって練習するのでしょうか。ものすごく寒そう。それを思うと大きなハンデですよね。試合も手に汗握る展開で、実に見応えがありました。私は北海道とは縁もゆかりも無いのですが、素直に感動してしまいました。

 

ニュース関心度合計(/20)


高橋
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服部

浅羽
★★
青木




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