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2004年9月1日号(毎週水曜更新)

墜落同型ヘリは飛行させない

米国のシーア駐日公使は28日、外務省の梅本和義北米局参事官に、沖縄県宜野湾市に墜落した米軍ヘリコプターのCH53D輸送機と同型機の運用について、日本側が求める飛行停止要求を考慮して「適切となる時期まで行わない」と連絡した。また、飛行を停止するとの在日米大使館の声明も発表された。

日本政府は墜落事故の原因究明や再発防止策がとられるまで同型機の飛行を停止するよう求めており、声明は日本側の要求に配慮した措置であることを強調した。  声明は「適切となる時期」について説明していないが、9月中旬に事故原因の調査報告書がまとまることや、日米合同委員会の事故分科委員会を通して再発防止策を日本側に示すことを指摘、これらの措置が終わり日本側の相応の理解が得られた段階とみられる。

[共同通信(8月28日)より引用]  

【編集長の目】
沖縄に日米同盟の負担を強いてしまっている今。沖縄の人達は現状でさえ不安だらけ でしょう、その上このような事件が起きたなら…。その危機感・憤りは想像しても余りあります。アメリカは日本の大切なパートナーだが、まず守るべきは自国民であっ て日米関係ではないはず。こうした当たり前の事が、今回の政府の対応からは感じら れなかった気がして、とても残念です。


「他人事と自分事。」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
「Nimby」(Not In My BackYard=必要な施設だけど…ウチの裏庭にはくるな)という言葉を思い出しました。最近、原発や基地や拉致など「裏庭」事件が多いですが…一瞬でも「自分の裏庭なら」という視点を持って見る癖を付けたいなと感じます。

「力を入れるべきは」

大学院生 服部 圭介(27歳)

腹立たしいのは、事前に墜落を察知していながら大学や周辺住民に何の警告も通知もしなかった米軍の態度だ。日本国民を守る気がないような軍隊が日本に必要なのだろうか。墜落同型ヘリがどうこうよりも、緊急時の住民との連携などの強化に力を入れてほしい。

「当たり前のことがニュース」

iモードコンテンツ会社 斎藤 滋(26歳)

老朽化が今回の事故原因との説もあり、同型機の運用停止は当然と言えば、当然。警察をこの決定で喜んでいるのではなく、さらに当然が当然になるよう、働きかけていかなければいけないのでしょう。こういう事件が起こると、日本の不利を痛感してしまいます。

「問題解決にならない」
フリー調査業 田中教之(28歳)
墜落の原因が、ヘリ自体にあるのであれば、同型を飛行させな い方法も有効だと思うんのですが、根本的な原因は操縦士にも あると思うんです。ですから、今回の措置は適切だと思いませ ん。日本の領土で起こったことなのに、何もできないのが残念 です。

 

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