点数化ニュースサイト
2004年9月15日号(毎週水曜更新)

若年無業者52万人

 厚生労働省は9日、「2004年版労働経済の分析」(労働経済白書)を発表した。求職せず通学もしないため社会問題になっている「若年無業者」について、02年、03年を初めて集計。その数は03年は年平均で前年より4万人多い52万人に上り、問題が深刻さを増している実態が明らかになった。
 若年層の失業率が高止まりしている問題と併せ、白書は、企業活動や景気への影響だけでなく「社会の維持、発展」といった観点からも「憂慮すべき問題」と警告している。
 若年無業者は、求職活動していない非労働力人口のうち、15−34歳で、学校を卒業した後、進学などせず結婚もしていない人などを指す。総務省の労働力調査を基に厚労省が集計した。


[共同通信(9月10日)より引用]

【編集長の目】
働かない事が悪い事なのか?と言われると、返事に困ってしまいます。しかし、働く事が社会に何かを還元する事でもあり、そのみんなが還元したもので社会が作られているとしたら、この現状は社会の存続を危うくする大きな問題と言えるのではないでしょうか。


「楽しむために働く」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
気持ちは解る。両親健在で食うものに困らず、やりたい事も夢も無い。今の世で「まともに働く」意義があるかと。でも…ぶっちゃけ「だらだら」生きてても、いつかは死ぬ。だったら出会いと刺激と成長を求めて「働く」のは楽しいと俺は思うけど。どうだろ?

「何かはしてるよね?」
システム開発会社勤務 大石 誠(30歳)
ある程度地位の高い方々のお話を聞くと、意外と「若い頃遊びまくっていた」という答えが返ってくる。鵜呑みにするのもどうかと思いますが、全く何もしてないのはごく少数じゃないかな?この数字、結果として無業者に分類されてしまった夢ある人々だと信じたい。

「自己実現」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
職業だけが自己実現の方法ではないと思いますが、少なくとも自分で生活していない人が、何か他のことで自己実現できるのだろうか。社会の維持、発展という観点ではなく、個々の問題として憂慮すべきです。自己の維持、発展ができなくなるのでは。

「日本は豊かな国」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
私もニート状態に陥ったことがあります。いろいろ問題があがっていますが、結局は働かなくても食えるほど、日本が裕福だということだと思います。親も子供のことだから、つい甘やかしてしまう。それに、私たちはどっぷり甘えている。ただその現象だと思います。

 

ニュース関心度合計(/20)


高橋
★★★★★
大石
★★★★★
浅羽
★★★★★
田中
★★★★




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

3年経った9.11
若年無業者52万人
自殺率、日本が先進国でトップ
民主「次の内閣」新メンバー決定
ストは延期!プロ野球

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー