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2004年9月22日号(毎週水曜更新)

史上初、プロ野球ストライキ

 70周年の節目を迎えたプロ野球は史上初のストライキに突入した。球界再編をめぐる労働組合・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)と日本プロ野球組織(NPB)の労使交渉が17日夜に決裂、18日から2日間、スト決行となった。ペナントレースは両リーグともに大詰めを迎えているにもかかわらず、週末の球場に球音や歓声が響くこともなかった。
 18日はセ・リーグ優勝争いの「最後の天王山」といわれた中日−巨人(ナゴヤドーム)のほか2試合、パ・リーグもプレーオフ1位進出をかけたダイエー−西武(福岡ドーム)のほか2試合の1軍戦計6試合が予定されていた。19日も同じカードの6試合が予定されている。
 試合は20日から再開されるが、選手会は来週末の25、26日のストを予告しており、新規参入時期などをめぐる今後の交渉で労使がどこまで歩み寄れるか注目される。


[産経新聞(9月18日)より引用]

【編集長の目】
ファンの8割が支持するストライキなんておかしいですよね。それだけファンも、野球界の問題を感じているという事ではないでしょうか。これを機に、できるだけ球界改革をして欲しいと思います。ここまでの関心事になったんですから、逆にチャンスなのかもしれません。


「野球は肩苦しい」
大学職員 石井 涼子(25歳)
スポーツ音痴ですが、野球よりサッカーのほうが面白い。サッカーは選手の技術の育成やチームの戦略が自分の人生とリンクして見れる。野球はスポンサー本位の組織でどうも肩苦しい。スポーツの多様化で野球視聴者は益々減っていくし、構造改革は必須ですね。

「今年は・・・」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
中日ファンとしてはなんとも複雑な心境。このままストが続けば、例え残り試合で優勝できても、140試合していないので無効とか言われた、ショックです。確かに長期的なことを考えれば、ストを続けることは意義があるのですが、中日は久しぶりの優勝なのに・・。

「不自由ない週末」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
このストで私の日常は驚くほど何も変わらなかった。机上を飛び交う莫大な損失金額に驚きはするものの、あるはずの野球がないという不自由を全く感じられなかった。球団数よりも、幅広く通ずる魅力の創造こそ問題の本質ではないだろうか。

「頑張る人の味方です」
大学院生 服部 圭介(27歳)
見るからに必死な古田選手と、覇気なく事務的なオーナー側。いわゆる労使交渉なのだから、どちらかが一方的に悪いわけではないのに世論は圧倒的に選手会側を支持している。それはストをしても変わらず。何も知らない僕でもそりゃ一生懸命な方を応援するさ。

 

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