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2004年10月6日号(毎週水曜更新)

カラオケでイグ・ノーベル賞

 ユーモアにあふれ科学への関心を高めた研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」(愚かなノーベル賞)の平和賞に、カラオケの発明者として知られる兵庫県西宮市の会社経営者、井上大佑氏(64)が選ばれ、米ハーバード大で9月30日午後(日本時間1日午前)、授賞式が行われた。
 授賞理由は「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」こと。
 井上氏は大阪府出身。1967年に神戸のクラブで弾き語りを始め、71年、空演奏のテープを作り再生装置にコインボックスを取り付けたカラオケ原型機を開発した。99年には米誌タイムで「20世紀で最も影響力のあったアジアの20人」に選ばれた。
 「イグ・ノーベル賞」はハーバード大系のパロディー科学誌が「人々を笑わせ、そして考えさせた」研究に対して贈呈。医学、文学、平和などの賞がある。


[共同通信(10月1日)より引用]

【編集長の目】
こういう良い意味でふざけた賞を、真剣に実行するアメリカという国はすごく好きです。最近、アメリカについて?と思う事が多かっただけに、なんだか嬉しくなれたニュースでした。


「是非プロジェクトXで」
システム開発会社勤務 大石 誠(30歳)
「イグノーベル賞」でネット検索すると、以前「バウリンガル」が受賞して週レビでも取り上げたのを思い出しました。過去の受賞で気になるのが「夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー開発」。日本人のユーモアセンス、なかなかだと思います。

「生活の一部」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

高校生のときはほとんどカラオケボックスで時間をつぶしていたので、この発明には感謝!です。ベトナム駐在時代にも、カラオケパブで日本の歌を熱唱していました。カラオケは本当にストレス発散になるし、場が盛り上がりますよね。カラオケがあってよかった。

「頑張れ研究者」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

カラオケは人を楽しませるだけでなく、産業として巨大マーケットを形成し、精神衛生にも役立っている。カラオケによる印税で暮らす一発屋の歌手もいる。確かに素晴らしいが、今さらカラオケが評価されるとは、今年はイグ・ノーベル的には不作だったのですね。

「まじめとユーモアの紙一重」
ポータルサイト 高橋 明彦(30歳)
この賞ってスゴイ好きです。まさにユーモアの極みで、皆本気だって所がまたいい。プロジェクトXやノーベル賞と同様に、こういう賞にスポットライトが当たる「世界」であって欲しいと思います。緊張するこの世に何か「あそび」を感じられて、ほっとします。

 

ニュース関心度合計(/20)


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田中

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