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2004年10月20日号(毎週水曜更新)

米大統領選をめぐる発言

 細田官房長官は、米大統領選に関してブッシュ大統領再選を期待する発言が相次いでいることに関して、政治家・行政としては他国の問題であり、冷静に見守るべきだ、と述べた。
小泉首相が14日夜に記者団に対して、ブッシュ米大統領は親しい間柄なので頑張っていただきたいと発言したのに続き、共同通信によると、武部自民党幹事長は15日、ラジオ番組で、「ブッシュ大統領でないと困ると思う。たとえば、ケリーさんなんか北朝鮮問題を(米朝の)2カ国でやろうなんて、とんでもない話だ」と述べ、ブッシュ大統領再選を強く支持したと伝えた。
細田官房長官は、小泉首相の発言については、「エールを送ったもの」とした、午前の会見内容と変わっていないと指摘。幹事長発言については、「コメントを十分承知していない」としながらも、「政治家として、行政としては、他国の問題であり、これから投票が行われる問題で、冷静に見守るべきだ。(選挙)結果を受け止めて、外交関係を発展させるべきだ」と行き過ぎたともとれる幹事長発言をたしなめた。


[ロイター(10月15日)より引用]

【編集長の目】
マスコミとしては、「武部さん待ってました!」という感じでしょうか。小泉さんの方も、軽率な感じはします。会話の一部分だけを切り取って、鬼の首を取ったようなマスコミもどうかと思いますが、しかし、マスコミのそのやり方は、今にはじまった事ではないはず。首相として余計な事は言わないに越した事はないでしょう。


「悪ノリですか?」
大学職員 前田 智美(24歳)
細田官房長官の言う通り、小泉首相の発言は、盟友ブッシュ氏にエールを送った程度の解釈でいいと思う。記者団の質問も、あの返答を引き出そうとしたようなものだったし。ただ、武部自民党幹事長の発言に関しては…小泉首相の足を引っ張ったお粗末感丸出し。

「ある程度の発言は必要」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

個人的な発言だから、いいと思いますが。もちろん、他国のことをあれこれ言い過ぎるのはよくないかもしれません。しかし、米国との関係も大事な国策のひとつです。国策に関わる政治家が、米国選挙について何も発言しない方が問題だと思うんですが。

「NOと言えない国」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

米の政策次第で国政が揺らぐのはこの国のどうしようもない現状。利害をこうむるのは国民だが、最前線でお付き合いする政治家たちの思惑が見え隠れします。どちらに転んでもYESしか言えない国の政治家の思惑なので、評価する意味もないと思う。

「過剰反応」
大学院生 服部 圭介(27歳)
武部幹事長は閣僚でもないし、どちらを応援しても全然構わないと思う。中国との関係なんかではもっと重要な職の方がもっと過激なこと言ってるでしょう。この記事「武部さん失言しないかなぁワクワクほら来たぞ」というマスコミの過剰反応にしか思えない。

 

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