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2004年10月20日号(毎週水曜更新)

個人向けの映画ファンド

 松竹は12日、仲間由紀恵(24)オダギリジョー(28)主演の時代劇映画「忍 SHINOBI」の製作を発表した。山田風太郎原作の人気小説「甲賀忍法帖」の映画化。総製作費15億円の大作だが、欧州や韓国で実施されている個人投資家から製作費の一部を募る「映画ファンド」も試みる。1口10万円単位で映画事業への参加を呼びかけ、ヒットに応じた配当金を還元する。新しい試みとして注目されそうだ。


[日刊スポーツ(10月13日)より引用]

【編集長の目】
この試みが成功したなら、映画業界も発展するのではないでしょうか。映画の内容についてだって、厳しくチェックされる思いますし、制作側の意識もだいぶ変わるのではないでしょうか。でも結果、日本映画が全てハリウッド的になってしまったら嫌ですねぇ。


「おもしろファンド大賛成」
大学職員 前田 智美(24歳)
最近は若い世代も投資に興味のある人が多いです。この映画ファンドみたいなわかりやすい商品なら、手を出しやすいかも。映画だけでなく、音楽ファンドやお笑いファンドとかもおもしろそう。そういやアイドルファンドってありましたね。あれどうなったんだろ。

「小口投資家倍増計画」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

これは楽しい。10万円投資してみようと思う。これをきっかけに、アニメやアーティスト、そしてプロ野球球団も小口の個人ファンドをどんどんやっていけば、日本経済ももっと変わると思う。個人投資家が日本にもっと増えるような形で広まってほしい。

「ギャンブル感覚で」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

面白い企画だが、1口10万円というのは高額な気がします。実際に興行が成功すれば参加費以上の配当も期待できるので、ギャンブル感覚で参加できる金額にすればいいと思う。成功のために10万円払う土壌が今の邦画にあるのかというと疑問を感じます。

「監督は一か八か」
大学院生 服部 圭介(27歳)
映画の内容はともかく、「映画ファンド」は面白そうですね。「作品単位での株式投資」とでも言いましょうか。でも、ヒットすればいいですけど、しなかったら監督などの製作側はそうとうブーイングを受けそうですね。監督にとっても一か八かの怖い制度かも。

 

ニュース関心度合計(/20)


前田

田中

浅羽

服部




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