台風23号 |
四国、本州を縦断し、猛威を振るった台風23号の被害は、二十一日までに計六十八人が死亡し、二十人が行方不明となった。けが人も三百五十二人に上った。人的被害は全国三十六府県に及んだ。
内閣府によると、百十五人の死者・行方不明者が出た昭和五十四年十月の台風20号以降では、過去最悪となった。
京都府舞鶴市では増水した河川の氾濫(はんらん)で観光バスが水没。乗車していた三十七人が屋根に避難し夜を明かし、二十一日早朝、海上自衛隊のヘリで全員救出された。
消防庁によると、住宅被害は全壊三十七棟、半壊六十二棟、一部破損千八十八棟、床上浸水八千二百一棟、床下浸水一万六千五百八十一棟。
政府は「非常災害対策本部」(本部長・村田吉隆防災担当相)を設置した。
村田担当相は「政府として全力で被災者の救出などに努力したい」と話している。
[産経新聞(10月22日)より引用]
【編集長の目】
自然災害が相次ぎます。幸福にも私の住む場所は、被害がありませんでしたが、被害にあわれた地域の方々ことを考えると、胸が痛みます。キレイ事かもしれませんが、こういう時こそ日本人が1つになって助け合うべきでしょう。私も、募金をする等、出来る範囲の事をしたいです。
|
|
「被害を受けるのは弱者」 |
 |
iモードコンテンツ会社勤務 斎藤
滋(26歳) |
高波被害に遭った住宅地を見てショックを受けました。あんな海岸沿いに古い長屋風の家屋。入居者はほとんど老人。社会的弱者になってしまった人たちが、ああいうところに押し出され、自然災害の際に命を落としたり、家を失うことに。やりきれない気持ちです。
|
 |
「小さな支えあい」 |
 |
大学職員 石井 涼子(25歳)
|
夕食後、22号で床下浸水にあった職場の方に電話をした。それから祖母の家にも。その後母から電話が。被害はなくただ他愛ない会話だけだったけど、連絡しあう心配しあうって温かいなと(涙)。そして被害にあった方へ少しでも助けになればと募金をしました。
|
 |
「結局普段の準備」 |
 |
フリー調査業(弁護士補助) 田中
教之(28歳)
|
九州は、台風が多く、毎年亡くなる人が出たり、農作物がダメになったり被害が多くあります。慣れているつもりでしたが、今回は、近所の木々がなぎ倒され、映画のセットをみているような災害の状況をみると、もっと防災意識を高める必要があるなぁと感じました。
|
 |
「ご供養のために」 |
 |
フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
|
台風に地震と災害が多い2004年。被害を報じるニュースは見ていて切ない。災害に見舞れた時、そうすれば被害を最小限にできるのか。それを今回の台風や地震をきっかけに考えなければならない。それが、亡くなった方々への供養にもなるはずだ。
|
 |
 |

 |
ニュース関心度合計(/20) |
 |
斉藤★★★★★
石井★★★★★
田中★★★★★
大塚★★★★★
|


週レビのルール
●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、
関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。
|
★★★★★5
★★★★★4
★★★★★3
★★★★★2
★★★★★1
| 関心高い
↑
↓
関心低い |
※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。
<例>
項目 |
 |
 |
計 |
news1 |
5点 |
4点 |
9点 |
news2 |
3点 |
5点 |
8点 |
news3 |
1点 |
1点 | 2点 |
news4 |
2点 |
3点 |
5点 |
news5 |
4点 |
2点 |
6点 |
|

その他のニュース
コンテンツ
|