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2004年11月24日号(毎週水曜更新)

15歳最年少のプロ野球選手

 辻本賢人投手(15=米カリフォルニア州マタデーハイスクール)が17日、阪神から8巡目でドラフト史上最年少の指名を受けた。歴史的快挙に会見場となった兵庫・芦屋市の自宅にはテレビ7局、新聞、雑誌など約100人が殺到。そんな中、辻本は「ハイ、行きます」と入団を即決。そればかりか「監督になるまで阪神にいたい」と早くも生涯タテジマを宣言した。
 仰天指名の裏には、星野SDの存在があった。辻本は今年10月に帰国すると、小4からメディカルチェックを受けていた大阪・関目病院の広岡淳院長(46)に進路を相談。球界に顔の広い同氏が関係者に打診し、メジャーを含め9球団が関心を示した。阪神は編成上の理由で1度は指名を断念したが、星野SDの言葉が決め手となった。「そんなに有望な選手は地元の球団が支えなアカン」。これで歴史的指名が決まった。
 「アメリカで野球をしたい」と希望し中1年の時に単身渡米。インナーマッスル(関節周囲の筋肉)の鍛え方に興味をもち、実践した結果が140キロ超の直球になった。既に米国の大学に入学できる学力を持つなど、頭脳も申し分ない。
 精神的疲労の蓄積もあり今日から3日間は取材もシャットアウト。今後は親交のある藪との合同練習も計画中で、来年1月のチーム合流までしっかり体をつくる。「プロ入りがゴールインじゃない。(1軍は)時間はかかると思うけど、できるだけ早く投げたい」。辻本サイドでは一時、アメフト転向か、医師になる勉強を開始することを検討していたという。そんなワンダーボーイの次なる伝説は最年少勝利。15歳の右腕に無限の夢が広がる。


[日刊スポーツ(11月18日)より引用]

【編集長の目】
中1で渡米して、インナーマッスルに興味を持つって、すごい人ですよねぇ。自分の中学生の頃を考えると、雲泥の差。あきらかに一般人ではないでしょう。もちろん、注目度としてもスターになる素質は十分でしょう。ちゃんと育ててくださいよ、タイガース。


「子育てって楽しそう」
大学職員 石井 涼子(25歳)
小学校行って、中学校で部活して、高校で受験勉強して、大学で専門を学んでって、これが人生の表道じゃなくなったとつくづく思います。新大統領補佐官のライスさんだって15歳で大学行ってピアノもプロ級とか。伸ばすとこをとことん伸ばす教育、素敵ですね。

「甲子園離れが進まぬように」

大学職員 前田 智美(24歳)

恵まれた環境を最大限に生かせる聡明な少年がプロ野球界に登場する事自体は、ワクワクするし素晴らしい事です。でも、高校野球好きの私は、そんな有能な彼が甲子園に何の興味も示さず素通りしてしまうことが寂しくもある。時代は変わったんですかね。

「最年少はさておき」

ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)

スポーツ万能、頭脳明晰、語学堪能、おまけに男前。祖父は医者、父は社長、家は大金持ち。…何なんでしょうか。大人気ないかもしれませんが、15歳の少年相手にかなりの妬みを感じています。ひとつぐらい分けろっちゅうに。冷静ではいられないニュースです。

「全ては顔に出る」
フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
他のスポーツや職業を目指してみるなど、変わり身の早さ(行動力?)は平成生まれならでは。数年後には他のことをしていそう。ただ、飽きっぽいとかそういうことではないことは意志の強そうな顔を見ればわかる。話題性に負けず頑張れ。たぶん君は本物だから。

 

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