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2004年12月01日号(毎週水曜更新)

新潟中越、豪雪対策が問題に

 新潟県中越地震の被災地では、本格的な雪シーズンを前に雪対策に頭を痛めている。孤立した集落などの家屋の雪下ろしや道路の除雪など課題は多い。全村避難が続く山古志村は25日、国に対し、雪下ろしなどに「人的支援」を要望した。
 被災地は国内有数の豪雪地帯。新潟地方気象台によると、最も多い時期(主に1〜2月)の積雪量の平年値は、十日町市で212センチで、平野部の長岡市でも103センチにもなる。
 山古志村では、通常でも一部地域で3〜4メートルの積雪がある。村は、雪下ろしを欠かすと雪の重みで、半壊や一部損壊の家屋が全壊するなどの2次被害があると予想。この日、村を視察した国の「山古志村復旧・復興支援関係省庁連絡会議」(事務局・内閣府)の代表に除雪支援を要望した。国側も全面的にバックアップする方針で、村の要望に即した支援策を検討するという。
 村によると、村民の代わりに村に常駐し、雪下ろしの時期を確認するための監視や、雪下ろし作業などを要望した。村側も村民が一時帰宅して除雪することも検討しているという。
 山古志村以外の被災自治体では、仮設住宅入居者らの被災家屋の除雪は被災者自身に委ねるケースがほとんど。 
 道路が寸断され、避難勧告が続く長岡市太田地区の濁沢町(78世帯約200人)では、市が空き家の防犯のため契約している警備会社を通じ、積雪状態などを被災者に連絡する予定だ。だが、自宅の除雪は一時帰宅の際に被災者自身がすることになり、2メートル以上の積雪の場合は除雪ボランティアの協力を求めることも検討するという。
 一方、道路の除雪も深刻な問題だ。地下水などを流して雪を解かす融雪装置が各所で損傷しているうえ、頼みの除雪車も道路が各所でひび割れ、凹凸ができているため、除雪車の排除板が損傷する可能性があるからだ。。小千谷市は、除雪の委託業者に対し、積雪前に路面の損傷状況を確認するよう通知することにしている。


[毎日新聞(11月26日)より引用]


「あてもなく」
システム開発会社勤務 大石 誠(30歳)
積雪地帯に住んだ経験の無い身としては事の深刻さを正しく受け取れていないのでしょうが、今まさに冬を迎える被災地の不安は計り知れない。全国の企業でも研究所でも、彼らの不安を軽減させる技術を持ってる所はないのだろうか?あてもなく期待してしまいます。

「都会は気まま」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

気ままな田舎暮らしがブームになったが、過疎地のため数字で判断するよりも災害の跡は深く、整備や補修という次元では済まない困難さがあります。復旧ままならない状態で豪雪に見舞われる大変さを思うと、都会暮らしの気ままさを感じます。

「市民に近い自衛隊の為に」

大学院生 服部 圭介(27歳)

防衛庁HPによると今現在陸上自衛隊員総数は14万人。そのうち地震後新潟に派遣された隊員が9万1千人。結構な数だと思うが、それでもなお人不足なら増員して欲しい。そういう柔軟な対応をしてこそ市民は自衛隊に誇りを持てるようになるのだと思う。

「現場での戦いは続く」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
こういう話を聞くに、僕らはもっと「報道後」に思いを馳せるべきだと感じる。事件後・天災後・復興…倒れた時だけ「見学」するのではなく、再び歩き出せるまで見守る、手を貸す。それが僕らや報道の有るべき姿だと思うのです。

 

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