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2004年12月15日号(毎週水曜更新)

旅客機に警察官同乗

 警察庁は10日、政府が「テロの未然防止に関する行動計画」をまとめたことを受け、旅客機に私服の武装警察官を同乗させる「スカイマーシャル」の運用を開始したと発表した。
 同庁では「テロリストを利する」として、具体的な開始時期や便、搭乗人数などは公表しない方針だが、当面は成田空港と関西国際空港発の米国便を中心に、事前のテロ情報などに基づいて搭乗を検討する。
 スカイマーシャルは一般の乗客に紛れて、ハイジャックなどの異常事態に対応する保安要員。2001年9月の米同時テロの教訓から、今年6月のシーアイランド・サミットで世界規模での導入の必要性が指摘され、同庁でも国土交通省と協議を重ねてきた。すでに成田空港と千葉県警、関西国際空港と大阪府警に専門部隊を設け、今年夏からは、機内でのテロリスト制圧に必要な特殊訓練を積んでいる。


[読売新聞(12月10日)より引用]
【編集長の目】
比較的飛行機を利用する機会が多いので、ありがたいです。9.11以後、飛行機の密室感にわずかでも恐怖を感じる人は多いと思う。絶対安心というわけではないだろうが、乗客のストレスの軽減とテロ犯への抑止力を考えると、効果的な試みではないでしょうか。


「空の上で銃撃戦が!?」
大学職員 前田 智美(24歳)
楽しい楽しい海外旅行。でも、もしかしたら拳銃を所持するスカイマーシャルが同乗しているかもしれない。味方なんだから安心、と思いたいが、何だか物騒で落ち着かない気がしちゃいます。飛行機に乗ったら、スカイマーシャルらしき人物を探してしまいそう。

「効果があるはず」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

考えて見れば、今まで警察官がいなかったことのほうが、不思議だと思う。あの空間で犯罪が起きたら、どうしようもない。テロなどの問題もあるだろうし、トイレでの喫煙や、アテンダントにからむ客などへも対処できると思うし。すぐに実施してほしい。

「ダイ・ハード」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

テロリストが飛行機の中まで進めた作戦を止めるのって危険な上に成功率も見込めない感じを受けます。空港でのチェックを強化する方が数倍も効果ありそう。最悪の事態に対応できるタフで運のいい警官を養成しなければならないし。いや、運が悪い警官ですね。

「空の安全の最終保障」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
最近、僕も感じましたが「空の密室」は確かに怖い。武器もなければ逃げ場もなく、相手は武器+死も恐れない。米テロでも乗客は抵抗するも力尽きた事を考えると「最後の切り札」は必要かと。人々に見えない「安心」を与える効果もありそうですね。

 

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