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2004年12月15日号(毎週水曜更新)

話題の一場投手、メジャー宣言

 楽天が7日、12球団のトップを切って新入団6選手を発表し、自由枠獲得の一場靖弘投手(22=明大)が早くも仰天メジャー宣言で地元ファンを驚かせた。
 注目の一場がメジャー挑戦を目標に掲げた。他の5選手とともに入団発表会見に臨み、学生憲章違反となった巨人、横浜、阪神からの金銭授受問題に触れた。「3人ものオーナーをやめさせてしまった。自分も1度は野球をあきらめました。けれどもたくさんの人に支えられ、この日を迎えられたことに感謝します」と反省の日々を振り返った。
 当面の目標として「新人王と優勝。仙台の人に誇りに思ってもらえる投手になりたい」と誓った。そして、だれもが認める日本のエースに成長したあかつきには「あこがれだったメジャーに挑戦したい。クレメンスみたいな40歳になっても力強い投手になりたい」と、目を輝かせた。
 ドラフト会議後も不祥事問題に心を痛め、メジャー志向の夢を見ることも語ることもためらわれた。しかし、晴れの日を迎え、両親から「よかった」と声をかけられ、ワンステップ上の目標を口に出せた。「自分よりつらかったはずの両親に親孝行したい。自分より親のためにがんばります」と力を込めた。メジャーリーガー、そして親孝行。つらい日々を経験した快速右腕が、大きくて大事な目標を掲げた。


[日刊スポーツ(12月8日)より引用]
【編集長の目】
みんなやっているのに何で自分だけ?という気持ちもあるだろう。が、一度ついてしまった負のイメージは一生つきまとう。江川さんにしても、あれだけテレビで良い印象を与えているが、巨人入団の際の負のイメージを、いまだにどこかに抱えている。つらい事だが、たぶん禊は一生終らない。一場投手には、その事をきちんと認識してがんばっていってもらいたい。


「イマドキの子なのか?」
大学職員 前田 智美(24歳)
一場投手が、ドス黒い球界の渦に巻き込まれた被害者なのか、反省してるポーズ決めてるだけの厚顔無恥な若者なのか、さっぱりわからなくなってきてしまったところで、「いきなりメジャー宣言」と来ましたか。持ち前の鉄の心臓で、行けるとこまで行って下さい。

「問題解決を!」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

「みんなやっていることなのに、一場選手だけかわいそう」という世論を味方に出来たのがよかった。しかし、不正の事実が風化している。選手会は、この点についても調査して、自ら過去の不正を暴露してもいいんじゃないのか?もっと徹底してほしい。

「大志を抱け」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

事件の当事者とは思えない発言だけど、余程嬉しいんでしょうね。人気ドラフト候補なら誰でも同じことをしているのに、自分がそのツケを払ったのだと他の新人に見せ付けているようにも思えました。これからは発言より結果。志高く頑張ってほしいものです。

「現段階では呆然憤慨」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
夢を語るのは自由。だが世間をあれだけ騒がせての入団式で「次はメジャー」と語る君。そのアンバランスさに、あの事件の背景を見るのはウガチすぎか。。まあまずはお手並み拝見。是非、実力で僕を黙らせてください。むしろそれを望みます。

 

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