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2004年12月22日号(毎週水曜更新)

北海道警察、裏金で3000人処分

 北海道警の裏金問題で、警察庁と道警は、捜査用報償費などの裏金作りに関与したり、監督責任を怠ったりしたとして、3000人を超える道警職員の処分を17日、公表する。道警職員約1万人の10分の3を占める。
 裏金問題を巡っては、静岡県警が職員16人を処分し、福岡県警でも16日、幹部職員52人を処分したが、道警ほどの大量処分は全国で初めて。
 国家公務員法、地方公務員法による懲戒処分は停職、減給など合わせて約100人。本部長訓戒は約100人、口頭注意が約3000人など。
 芦刈勝治本部長(警視監)をはじめとする警視正以上の警察庁職員については、監督責任などを問う。また、内部調査が行われた1998―2003年度に、裏金の管理、運用を担当していた副署長や次席、所属長らの責任を問う。懲戒処分を受ける現職の中で、最も多いのは警視級という。
 道警は内部調査の最終報告で、裏金の総額を10億9600万円としており、このうち公費で執行可能な経費分を差し引き、利息を加えた総額約9億1600万円を幹部と元幹部が負担して返還する方針を示している。


[読売新聞(12月16日)より引用]

【編集長の目】
良くも悪くも、これが日本人の性質なのでしょう。皆が右を向けば、自分も右。集団の中の日本人は、たまに信じられない事をする。これが日本人の大きな弱点。個人個人でもっと倫理観を磨くことが必要なのだと思います。


「そこがドラマかも」
iモードコンテンツ会社勤務 斎藤 滋(26歳)
この規模での大処分には、内部での政治抗争の臭いを感じてしまいます。いままで裏金を作ってきた道警内主流派が、取って代わられたか? はたまた主流派内での主導権争いの結果、裏切り者が後ろから刺したのか? 今、ぼくはここに興味があります。

「北海道新聞の取材力」

大学職員 石井 涼子(25歳)

噂には聞いていたけれど今回初めて北海道新聞の裏金問題取材を読み驚いた。取材力がすごい。報道が事件発展へ大きくな力となったと感じた。縁起のいい話じゃないけれど、稲葉事件と実名で告発した県警と道新の取材陣の壮絶なドラマをいつか見てみたいと思う。

「クビにしにくい組織」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

教師の不祥事問題もそうなんですけど、公務員ってなかなか辞めさせることはできないんですね。はっきりいって、口頭注意なんて、民間では毎日やっていますよ。もちろん、実際の意味合いは違うと思いますが。独立監査を強化し、納得のいく処罰を期待します。

「田舎の母さんが泣くぞ!」
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)
「人様のものを盗み、ばれたから返す」で済むわけないだろ!ゴメンで済んだら警察いらん!裏金作りを指示した連中は全員潔く罰せられるべきだ。減給や停職だけでごまかそうとしているが、絶対に許してはいけない。徹底的に調べ上げ、ホシを挙げるんだ!

 

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