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2004年12月22日号(毎週水曜更新)

電子メール年賀状は失礼か

 パワー・インタラクティブは12月15日、アンケート調査「年賀状って何だ!」の結果を発表した。調査対象は、同社メールマガジン読者と同社Webサイト訪問者の合計522人(男性:47%、女性:53%)。
 これによると、2004年度分の年賀状について、プライベートで出した枚数と受け取った枚数は平均約30枚、また、ビジネス関係では共に約20枚という結果になった。特にビジネス関係では、まったく出していないとする人が約3.5割を占め、3人に1人は仕事上の年賀状を出していないことがわかったという。
 また、「10年前と比べて年賀状を出す枚数が変化したか」をたずねたところ、プライベートでは、約4.5割の人が減ったと答え、増えたとした人は2割に留まった。一方、ビジネス関係では、約半数の人があまり変わらないとしている。
 プライベートで年賀状を出す枚数が減った理由としては、電子メールや携帯メールの利用を挙げる人がもっとも多かった。また、ビジネス関係における年賀状削減の理由では、儀礼廃止や経費削減が見られたという。
 年賀状に対する意識調査では、「届いた年賀状を楽しみにしている」が8割、また、「年賀状を日本の習慣として大切にしていきたい」が6割強と、現在でも多くの人が年賀状をコミュニケーションツールとして利用しているようだ。
 しかし、その一方で、「年賀状を電子メールで行うのは失礼だと思うか?」という質問では、4人に1人が「まったくそう思わない」、約半数近くが「あまりそう思わない」と答え、合計で約7割が電子メールによる年始のあいさつに対して肯定的なこともわかった。


[ITmediaニュース(12月17日)より引用]

【編集長の目】
年賀状のあり方が変わる過渡期に来ているのだと思う。海外で過ごす人も増えているように、お正月の過ごし方も変わっているのだから、年賀状も変わって然るべきなのだろう。数年すれば、当たり前の事になるのではないでしょうか。


「心の捉え方」
iモードコンテンツ会社勤務 斎藤 滋(26歳)
送られてきたことそのもので喜べる人か、送られてきただけでは喜べない人かどうかが試されているんだと思います。手書きがいい人は、自分のために手間をかけてもらった優越感に浸りたいんでしょうね。でも気持ちって、形にしないと伝わらないですよね。

「いいと思います!」

大学職員 石井 涼子(25歳)

私は年賀状作りが毎年楽しみなんですけど(毎年赤いものの写真を貼ってます)、もらうことに関してはメールでも葉書でもなんでもいいです。どういう媒体を選ぶかってのもその人の個性が表れて面白い。毎年全く出さないっていう人もそれはそれで面白い。

「普段の会話から判断」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

結局使い分けするしかないと思うんです。年配の方や、仕事がらみの方へは年賀状をきっちり。同世代や、友人知人にはメールで。送る相手と普段のやりとりをしていれば、メールでも失礼ではない、と感覚的にわかる相手に送れば良いかなと思います。

「無理に電子化する必要なし」
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)
メールでの挨拶は失礼とまでは思わないけど、ちょっと味気ない気がする。楽しい画像でも付いてりゃいいけど、簡単な文字だけだったら貰ってもしょうがないし、だからと言ってあまり親しくない人にもいちいち長い文章を書くのは面倒。今のままでOKなのでは?

 

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