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2004年12月29日号(毎週水曜更新)

今年の環境10大ニュース

 今年の環境をめぐる最大のニュースはやはり異常気象−−。環境保護団体の日本生態系協会(東京)が「最も関心のあった今年の環境ニュース」についてアンケートを実施。全国約1000人から寄せられた回答を集計し、発表した。
 1位は観測史上最多の10個が上陸した「台風ラッシュ」。各地で人的・物的に大きな被害を出した台風が、複数回答で634票を集めた。2位が北陸を中心に人身事故や捕殺が相次いだ「エサ不足?ツキノワグマ出没」に、535票と高い関心。
 3位が都心などを襲った猛暑「長すぎる真夏日」、4位が北陸の豪雨水害−と、異常気象関連のニュースがいずれも上位を占めた。5位はこうした気象への関心もあってか、地球温暖化防止のための京都議定書がロシア批准で発効間近となったこと。
   


[共同通信(12月22日)より引用]

【編集長の目】
本当に異常気象が多い1年でした。我々を取り巻く自然環境は、確実に悪化してきているのだと痛感。人間は、何事も切羽詰らないと行動におこせないものです。こうした異常気象が、さらなる環境問題の取り組みへの契機になれば、不幸中の幸いだと思うのですが。


「台風、減らす技術は?」
システム開発会社勤務 大石 誠(30歳)
振り返ると、僕は台風被害の多さが印象に残ります。新潟地震と台風が重ならなくて、本当に良かった。そういえば以前テレビでみた、台風上空に塵を蒔いて意図的に上陸前に台風を弱めるという技術は、結局採用できない事になったのかな?

「代償」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

異常気象の裏には環境破壊とそうでないものがあると思う。自然をコントロールする のは難しいが、原因がわかれば対策も取れるはず。人類は自然に従うことを放棄した 動物です。踏み出した道を引き返せないのなら、代償に得た知識と技術で乗り越えた いですね。

「熊も野生は怖いしな」

大学職員 前田 智美(24歳)

こちらの団体、以前は「いいニュース」と「悪いニュース」の二項目で集計をとっていたようですが、「関心のあったニュース」の一項目に絞ったら、悪いニュースばかりになってしまったようで。いいニュースがランクインできる年が早く訪れるとよいのですが。

「怖!!!」
フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
本当に自然災害の多い年だった。暖冬はありがたいが、今年の暖かさ&夏の猛暑はさすがに怖い。これから地球はもっとひどいことになることを確信させられる。とりあ えず、この春、従来の30倍は飛ぶと言われる花粉が今から恐ろしいです。脳みそがとけそう。

 

ニュース関心度合計(/20)


大石
浅羽
前田

大塚




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