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2004年12月29日号(毎週水曜更新)

今年の日本映画ベスト10

 例年になく、日本映画にヒット作が頻発した04年だが、上位の10作品がほぼ固まった。1位はもちろん「ハウルの動く城」で、興収200億円以上が確実、以下2位「世界の中心で、愛をさけぶ」、3位「いま、会いにゆきます」と東宝作品が上位を独占している。松竹と東映は、合わせて3本を10位以内に送り込むのがやっとで、マーケットの勢力図が浮き彫りになっている。
 1.「ハウルの動く城」 (東宝) 200億円以上
 2.「世界の中心で、愛をさけぶ」 (東宝) 85億円
 3.「いま、会いにゆきます」 (東宝) 47億円(見込)
 4.「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション/裂空の訪問者」 (東宝) 43.8億円
 5.「ドラえもん/のび太のワンニャン時空伝」他 (東宝) 30.5億円
 6.「名探偵コナン/銀翼の奇術師」 (東宝) 28億円
 7.「クイール」 (松竹)23億円
 8.「スウィングガールズ」 (東宝) 21.5億円
 9.「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」 (東宝) 19.3億円
 10.「半落ち」 (東映) 18.5億円
   「ワンピース THE MOVIE/呪われた聖剣」 (東映) 18.5億円


[Yahoo!ニュース(12月13日)より引用]

【編集長の目】
ベスト10を見ると、日本の映画が大人の娯楽ではなく、実は子供の娯楽なのだ、という事に気づかされます。大人の、特に男性の映画館離れは、かなり深刻な問題だと思う。会社帰りに居酒屋にいくような感覚で、誰もがぶらっと映画館に立ち寄るような、そんな映画・映画館になったら素敵なんですが。


「映画って、イイよね」
システム開発会社勤務 大石 誠(30歳)
ポケモン、ドラえもんが上位に入ってるところをみると、家族のお出かけ名目に映画があるのだな、と感じました。なんだか微笑ましいです。僕自身、今年は例年以上に映画を観た年だったと思います。(その後の飲みがメインな感じですが)来年も続けるぞっ。

「売れるからできること」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

興行収入が良い映画を見極める手段とは限らないけど、売れるということも価値のあ ること。興行収入を稼げるからこそ、東宝はランキングされない良質な映画にも力を 注ぐことができる。双方の歯車がかみ合って、日本映画が活気付けば素晴らしいと思 う。

「まだまだ平和ってこと?」

大学職員 前田 智美(24歳)

やっぱり、邦画はアニメが豊作ですね。ドラえもんやポケモンがランクインなんて、映画館でニコニコ座っている幸せな親子像が浮かんでくるようで、ちょっと一安心。私が今年唯一映画館で見た映画「ハウル」は、あんまり子供向けの話ではなかったですけど。

「来年に期待(させて)!」
フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
上位11作品のタイトルを並べてみて、その地味さにがっかりした。1800円払って見に行きたいと思わせるものがないもんなあ。ハウル以外はテレビで放送しても見ないかも。来年は映画館に行きたい!と思わせる邦画がたくさんありますように。

 

ニュース関心度合計(/20)


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浅羽
前田

大塚




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