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2005年1月12日号(毎週水曜更新)

中国の人口13億人に

 中国で人口13億人目になる男の赤ちゃんが6日未明、北京市の病院で誕生した。中国の人口が億の大台を更新するのは1995年2月に12億人を突破して以来。約10年で1億人増加した。
 国家統計局の調査で、2004年末の推計人口は12億9988万人となっており、同年の1日平均人口増が約2万人のため、6日に誕生した最初の赤ちゃんを13億人目と認定した。
 中国中央テレビが13億人目誕生を実況中継、政府関係者が母親に花束を渡すなどお祭りムードの一方で、新華社電は未曽有の人口規模を迎えた中国社会は今後、多くの問題に直面すると指摘。
 「一人っ子政策」の効果もあり、1989年に11億人に到達してから約6年で12億人まで増えたのに比べ増加ペースは鈍っている。


[共同通信(1月6日)より引用]

【編集長の目】
これだけの人口、国としたら食わせていくだけで大変でしょう。好況な今は大丈夫としても、景気が落ち込んだ時の事を考えると不安を感じずにはいられません。日本にとって大きな影響のある国の1つだけに、どうも先行きを心配してしまいます。


「危機を実感できない」
大学職員 石井 涼子(25歳)
世界人口問題を聞くと「食糧パニック」という本を思い出し、サラリーマンなんてやってる場合じゃない、農家に嫁ぐのも賢い選択だなと思うんだが、頭の97%が「国際組織や日本国家がなんとか危機を防いでくれるだろう」という安直な平和思想に侵されてる。

「13億人をまとめる1つ」

大学院生 服部 圭介(27歳)

多くの先進国は少子化で悩んでいるのに対して、「一人っ子政策」を持ってしても増え続ける中国の人口。今や世界の5人に1人は中国人。その圧倒的な人が事実上の一党独裁体制の下にいるということを考えると、世界の行く末に一抹の不安を感じてしまいます。

「隣国の恐怖」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)

中国政府はこの莫大な数の人民をしっかり管理できるのでしょうか?SARSの対応の遅さや環境面での規制の弱さをみると、政府が機能していない気がします。経済成長だけに気を取られると、公害問題につながりそうな気がします。隣国だけに過剰に反応してしまいます。

「うまくいかないものですね」
ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)
人口って、豊かな国ほど減って貧しい国ほど増えるものなのでしょうか。しかも中国では一家の跡継ぎを作ろうとするためか、産み分けによって男子の比率が高くなっているらしい。実際に子供を育てるのは国ではなく親なので、国家による統制は難しいのでしょう。

 

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