現職警察官が不正を証言 |
愛媛県警の捜査費不正支出問題で、ついに現職警察官が全国で初めてカメラとマイクの前に立った。会見した県警鉄道警察隊の仙波敏郎巡査部長(55)は“不正の手口”や“公表への圧力”を詳細に証言した。これに対し、県警は会見内容を聞いていないとしてコメントを避けたが、大洲署だけとしてきた不正支出問題は、新しい局面を迎える可能性が出てきた。会見の主な一問一答は次の通り。
◇「君は昇進試験に受からん」
今回証言しようと思ったのはなぜか。
――正義感からだ。特別監査で何かが明らかになるかと期待したが、そうならなかった。最後のチャンスだと思った。
県警からの圧力はあったか。
――昨日もそうだし、何度も引き止められた。県警幹部から「お前が会見したら、県警は1年間は立ち上がれなくなる」と言われた。だが、問題にフタをしたら、一生立ち上がれないと思った。
95年以降も偽造領収書は作られているのか。
――私は(偽造領収書にかかわることを)要求されなくなったので、確認できないが、その後もあったと思う。
今後の身の振り方は。
――あと4年たてば定年を迎える。「圧力に負けたら死ぬ」くらいの覚悟で臨まないと、この席にはいられない。
[毎日新聞(1月21日)より引用]
【編集長の目】
不正などをしてしまった会社・団体は、結局、落ちる所まで落ちる事が、再建への一番の近道なのではないか。そこを半端に守ろうとするから、よけいズルズルといってしまう。そう考えると、この警官の行動は、愛媛県警にとってむしろプラスだったのではないだろうか?…なんて考えられる関係者がいれば良いのだけれど。 |
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「逆の苦労」 |
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大学職員 石井 涼子(25歳) |
これが真実ならば呆れる。経理処理の裏を掻く警察と、経理書類から曖昧を取り除く私。ここ数年国立も私立も大学の生き残りをかけて国内外に会計監査を依頼しまくってる。お陰で合見積りだの予算項目が違うだの硬い会計制度にこっちは苦労してるんだ。もう。 |
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「英雄」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳) |
これまで不正問題の報道は、なぜか関わる人の役職の頭に「元」が付いていた。それゆえ仙波さんの勇気と行動力には無条件で拍手を送りたい。今回ばかりはマスコミに
お願いしたい。中立報道もいいけれど、警察を叩くだけじゃなく彼を英雄にしてあげてほしい。 |
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「流れを断ち切るな!」 |
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ソフトウェア開発会社勤務 青木
泰子(31歳)
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警察としては、追随する更なる内部告発者を絶対に出したくないはずだ。そのために彼らは手段を選ばないかもしれない。そう考えると、文字通り「死ぬ覚悟」だ。稀にみる正義漢。今後、社会が一丸となって、この勇気ある告発者をあらゆる圧力から守らなければ!
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「本人と家族に拍手」 |
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フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)
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本人も偉いが家族も偉い。黙っていれば静かに定年を迎えられたものを、告発するという本人の意志を尊重し、支えることを誓ったのだろう。残るはあと4年。警察官人
生で最もハードな日々になると思うが頑張ってください。警察のこれからはあなたにかかっている。 |
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ニュース関心度合計(/20) |
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石井★★★★★
浅羽★★★★★
青木★★★★★
大塚★★★★★
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●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、
関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。
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関心低い |
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つまり二度、3点などをつけてはいけない。
<例>
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