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2005年1月26日号(毎週水曜更新)

もはやバブル後ではない

 竹中平蔵経財相は21日、衆院本会議で経済演説を行い、不良債権処理など構造改革の進展で、民間需要中心の景気回復やデフレ克服の動きが進んでいると強調。「『もはやバブル後ではない』と明確に申し上げたい」と述べ、負の遺産を清算する「守りの改革」から、新たな成長のための「攻めの改革」に取り組む考えを表明した。
 経済活性化のため「民間でできることは民間で」と指摘。その象徴として郵政民営化を挙げ、通常国会での確実な成立を目指すと訴えた。公共サービスの受注を官民が競う市場化テストの導入やアジアとの経済連携、国・地方財政の三位一体改革の推進などにも全力を挙げる姿勢を示した。


[共同通信(1月21日)より引用]

【編集長の目】
この演説内容が事実なのか?と思うけれど、安心させてもらいたい事も事実。うまくいってない様々な事を、不景気のせいにする事にも疲れました。もう一度バブルが来いとは言わないから、せめて早くバブル後になって欲しい。心からの願いです。


「日の光を見たい」
大学職員 石井 涼子(25歳)
景気回復なのか負け犬状態なのか。就職3年目。仕事も増え、緩く右肩に上がる給料を見ると、景気の恩恵なのかこれが働く独身女性のパワーなのか判断がつかないこの頃。ただ悶々としたバブル後が思春期だっただけに「攻めの改革」で日の光を見たい思いは強い。

「需要≠雇用の世の中」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
同じ台詞を何度も聞いている気がする。需要の中身が問題なのでは。今私の身近な会社は人材不足に悩んでいます。主体を変えて活性化を促すだけでなく、労働力が滞らない環境作り、つまり働きたくなるような社会にしてほしいと思う。全力を挙げてく ださい。

「ホントに??」

ソフトウェア開発会社勤務 青木 泰子(31歳)

実際自分の周りだけ見ると、ちっとも景気回復したとは思えないんですが。竹中さんによるこの手の発表は今まで何度と無く耳にしたけど、いつも同意できない。最近では、「竹中さんが発表する」ことにはパフォーマンス的な意味しか無いのでは?とさえ思います。

「体験してない世代増」

フリー編集者 大塚 ゆきゑ(32歳)

確かに、もうバブルの残り香はしない。バブルがはじけた後に就職した世代が、社会に大勢出ているからだろうか。不景気が普通だと思って働いているもんね。私自身もしぶとさは不況の中で身につけた。そう考えると不景気も悪くないんじゃ、と思ったり思わなかったり。

 

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