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2005年4月6日号(毎週水曜更新)

終身、年功制支持増える

 終身雇用、年功賃金など、日本型雇用慣行を支持する人の割合が高まっていることが、独立行政法人労働政策研究・研修機構がまとめた「勤労生活に関する調査」で1日、分かった。
 仕事観に関する問いで、終身雇用について「良い」または「どちらかといえば良い」と回答した人は78・0%で、前回2001年調査(76・2%)を上回った。また、年功賃金については66・7%が「良い」、「どちらかといえば良い」と答え、こちらも前回(62・3%)を上回った。
 年功賃金については1999年の第1回調査以来、一貫して増加してきたが、終身雇用については前回調査で減少に転じていた。一方、社宅、保養所などの福利厚生費用の分を給与に組み込むことを肯定する人は61・1%で、こちらは前回(53・8%)よりも増え、“会社丸抱え”には否定的だった。  

[共同通信(4月1日)より引用]


「簡単に戻ってはいけない」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
年功序列を見直すのはいいのですが、優秀な社員はどんどん辞めていくと思いますよ。成果主義の人事は、一般的な会社員にはなじみにくいかもしれません。かといって、また年功序列に戻るのは疑問を感じます。二者択一で考えるのは良くないと思います。

「古き良き幻想」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
しかし「終身保障+年齢で給料UP」って、どんな天国会社だ?正直、ぬるま湯だなぁ…と感じます。この仕組みって性善説+社会主義的=つまり「皆が頑張る」コトが前提で、、この時点で現代では幻想かと。だって、僕なら確実にサボりますからw

「どの道でも進める社会」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

日本型雇用は戦後経済成長を支えたひとつの完成形だが、転職、起業、フリーターなど終身雇用や年功制に無関係な人も増えつつある。個性の違う人々がそれぞれどの道を選んでも、行き詰まらない会社や社会を創造していけたらいいと思う。

「もう勝ち負けにウンザリ?」

大学院生 服部 圭介(27歳)

終身年功序列制は、成功すれば報酬が多くなるというメリットを手放させる反面、働く者に失業のリスクをなくさせ安心感を与える。以前はそんな危険回避的な人間や制度に対して反感を覚えた者も、昨今の勝ち組負け組現象を見てウンザリしたのかもしれない。

 

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