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2005年4月6日号(毎週水曜更新)

タモリ倶楽部23年目に突入

 テレビ朝日の長寿番組歴代8位で、タレントのタモリ(59)が出演する深夜バラエティー「タモリ倶楽部」(土曜午前零時15分)が今年10月に放送23年を迎える。深夜でヒット→ゴールデン進出−のテレビ界の流れとは距離を置き、ここまでこれた秘訣は「ぬる〜い」雰囲気にあった。
 同番組を制作するハウフルスの山田謙司ディレクターは「こだわりが特にないところがこだわり。テレビではやらない、他とは違うことをやろう」と話すが、そのココロは「てきとうに」だ。
 これまでのテーマを見ても、「長ぐつオブ・ジ・イヤー」「男の建造物 ダム放水大賞」「カーセックスの現在・過去・未来」…内容の想像もつきにくい。そこが一番の魅力か。
 番組は「毎度おなじみ“流浪の番組”、タモリ倶楽部でございます」というタモリの言葉で始まる。そして、タモリがよくいう“驚異の低予算”の関係上、費用がかかるスタジオではなく戸外のロケがもっぱらだ。人気コーナー「空耳アワー」もロケ先の違う壁を使って撮影することもあるとか。
 同コーナーに出演するイラストレーター、安齋肇氏はよく遅刻する。このことは番組内でタモリも言っているので、番組ファンなら周知の事実だがこれにも、タモリは怒らない。「またですか〜」となごませる。すべてがこんな感じだ。
 タモリに代わって山田氏は「タモリさんも楽しそうに、素を出してますよね。でも、予算がないワリに台本はあるんですよ」と打ち明ける。こうした自然な雰囲気も長寿と人気の理由だろう。
 ただ番組の弱点は天候。フィンランドの球技「ペサパッロ」をするロケでも、雨のために企画の変更に迫られたことがあったという。しかし、急遽フィンランドの料理を集め、フィンランド人と話す…といったように臨機応変に企画を変え、難を逃れた。
 番組関係者は「ヤマケンさん(山田氏)の演出はすごい」と語るが、出演者とスタッフが愛する番組だからこそ乗り越えていけるのだろう。
 「大爆笑しなくてもマニアックな感じでいい。タモリさんの(趣味の)間口が広いからこそ、タモリさんにしかできない番組です」と山田氏は胸を張った。  

[夕刊フジ(4月1日)より引用]


「最近はネタ切れ!?」
フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(28歳)
よく見ていましたが、大学生のころから、みなくなってしまいました。昔は、「こんな世界もあるんだぁ」と興味深かったんですが、最近は「これ、知っている」というものばかりで、新鮮さが感じられません。それでもファンは好きなんでしょうね。

「目指せ50年」
ポータルサイト勤務 高橋 明彦(30歳)
大好きです「流浪の番組」。ベテランタモリ+長寿番組=「ゆったりとした空気感」と「適当さ」が、深夜の時間にあわさって、世界ができてる感じ。タモリは絶対「笑っていいとも」より楽しんでる。しかも適当に。それが視聴者にも伝わるのかもしれないですねw

「好きです」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

この番組、どうでもいいようなことばかりしている。どうでもいい時間帯に放送していて、見逃してもどうでもいいと思える。この不必要感って素晴らしい。だから、いつまでも不必要であり続ける必要がある、なんて変な解釈が見事に当てはまったりする。

「欲張らない番組」

大学院生 服部 圭介(27歳)

長寿の秘訣は「欲張らない事」だと思います。空耳アワーがウケたからといって、番組をそればかりにしてしまわない。ある企画が好評だったからといってしつこく続けない。面白いことを追求するのでなく、くだらないことを面白く、しかし真面目に。やっぱ好きだわ。

 

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