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2005年8月31日号(毎週水曜更新)

独居高齢者増加

 国立社会保障・人口問題研究所は25日、2025年までの世帯数推計を公表した。65歳以上の独居高齢者割合は、00年の6.5%から25年には13.7%に倍増。世帯主が65歳以上の「高齢世帯」も23.8%から37.1%に増える。うち75歳以上の超高齢世帯は56.4%を占め、1位の東京都は61.8%に達する。また、00年には27.6%だった「単独世帯」も34.6%となり、全都道府県で最も多い家族類型になるという。
 全国の総世帯数(00年4678万世帯)は15年にピークの5047万世帯に達するが、人口減に伴い次第に減少。20〜25年の間には宮城、滋賀、沖縄を除く44都道府県で減少し、25年には4964万世帯となる。平均世帯人数(同2.67人)は全都道府県で減り、2.37人となる。全国最少の東京都(同平均2.21人)は1.98人と2人を切り、最多の山形県(同3.25人)も2.91人になると予測している。
 高齢世帯は全都道府県で増加し、25年には00年比65.5%増の1843万世帯となる。全世帯に占める割合は秋田県(45.5%)など20県で40%を超える。高齢世帯のうち世帯主が75歳以上なのは全都道府県で45%以上となり、東京都は00年の37.5%から61.8%にはね上がる。さらに独居高齢者は303万世帯から680万世帯に倍増。00年に独居高齢世帯の割合が12.4%で1位の鹿児島県は25年に19.3%に達する。
 最大の割合を占める家族類型は、00年は「夫婦と子の世帯」(31.9%)で、38府県でトップを占めているが、非婚・晩婚化の影響で25年には24.2%に低下する。また離婚の増加により、「ひとり親と子の世帯」(00年、7.7%)も全都道府県で増加し9.7%を占めるとみている。
 

[毎日新聞(8月25日)より引用]


「親もそうだし、自分も」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
父親は、「お前らの世話にならないように金を作る。迷惑はかけん」と昔から言っている。ぼくも、一緒に住むのは難しそうなので、そうしてくれればいいな、と思っている。でも、実は心のどこかで寂しさもあるのだとも思う。強がらなくなったら、つまらないけど。

「100%」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
どんな統計であっても、その環境を生きるのはひとりの個人です。誰と関係しても、何歳まで生きても、自分の人生を100%生きるのです。未来をより具体的に把握することで、描かれた環境を生き抜く豊かなライフスタイルが確立できればいいと思う。

「ビジネスチャンスもそこに」

大学教員 服部 圭介(28歳)

社会問題にはビジネスチャンスが眠っているのもの。「高齢者の再婚への抵抗感」をなくすようなムーブメントを起こし結婚ビジネスを展開したり、高齢者をつなぎ合わせるコミュニティを作るようなサービスを提供したりと、社会を良くするビジネスはたくさんある。

「新しい社会のカタチ」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

そんなに悲観をしてません。まるで30年後は寂しい老人ばかりの絵が浮かびますが…そうじゃなく多分その社会にあった新しいコミュニティ(Mixiのような)や、施設(専用の高級マンション)ができて、きっと逞しく行き方を探してるかと。老人が大人しいのは昭和までです、きっと(笑

 

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