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2005年8月31日号(毎週水曜更新)

女子大生刺殺で容疑者送検

 愛知県岡崎市の路上で2002年6月、中部大2年下村麻由美さん(当時19歳)が刺殺された事件で、県警岡崎署特捜本部は23日、逮捕された同市内の短大1年の男(20)を殺人容疑で名古屋地検岡崎支部に送検した。
 特捜本部の調べによると男は犯行当時、県立高校3年だったが、事件翌日も登校し、変わった様子はなかったという。
 また、男の両親が23日午前、自宅前で取材に応じ、「事件直後のニュースを見て、当時から(息子の犯行だと)うすうす気付いていた」と語り、父親は「事件現場を通るたび、心の中で手を合わせていた」と話した。
 

[読売新聞(8月23日)より引用]


「心のどこかで」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
いくら論理的に妥当でも、自分の想像の範囲外にあることは、肯定はしにくいもの。息子に不信な点がいくらあっても、自分はそうしないという想像力の限界と、「息子ではないはず、いや、そうあってほしい」という期待があったのではないでしょうか。

「自責の念に耐え切れず」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
動機の軽薄さと事件の残虐性にギャップを感じるニュースが増えているが、この両親の発言は強烈ですね。たとえそう思っていても、口に出してはいけない言葉です。遺族のために口を閉じ、謝罪と補償に尽くす苦しみを受け止めるべきだった。

「子供を守ったのは」

大学教員 服部 圭介(28歳)

気付きながらも我が息子に問い質すことすらできなかった父親。本当に子供のことを思う親なら、自首させ罪を償わせることを選択しただろう。結局、犯人を「再犯」から「守った」のは、親ではなく警察になってしまった。許せない犯罪、そして許しがたい親子環境。

「共犯とすら思う」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

この両親が特別じゃない…薄ら寒い気持ちです。端的な報道から浮かぶのは「心の中で手を合わすだけ」の両親。表立って手すら合わせない。同じような感想が並ぶかもしれないですが…「人としてどう振舞うか」。簡単じゃないのは解る。でも、この両親を反面教師としたい。

 

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