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2005年9月14日号(毎週水曜更新)

衆院選自民圧勝

 小泉純一郎首相が構造改革の是非を国民に呼びかけた第四十四回衆院選は十一日、投開票が行われた。自民党は単独で絶対安定多数(二百六十九)を大きく上回り、公明党と合わせて与党で全議席の三分の二以上を占めた。衆院議席で三分の二を超えたことで、一般の法律案は参院で否決されても衆院で再議決すれば成立することになり、特別国会に再提出される郵政民営化法案は事実上成立が確定した。
 自民党が大勝したケースとしては、池田内閣当時の昭和三十五年衆院選で自民党の議席占有率が63・4%に達したことがあるが、これにほぼ匹敵する歴史的勝利といえる。これにより小泉政権は継続し、首相自身は否定しているものの、来年九月で総裁任期が切れる首相の任期延長論が党内で強まりそうだ。民主党は政権交代を掲げて臨んだが、公示前議席を大きく減らす壊滅的敗北で、岡田克也代表は十二日未明、辞任を表明した。
 今回の衆院選で、首相は徹底して郵政法案反対派に対抗馬を擁立、女性や著名人を多用するなど「劇場型」と呼ばれる選挙戦を自らリードした。また自民、民主の二大政党が直接対決する選挙区が二百八十にのぼり「政権選択」の色彩が強まったが、改革の停滞は許されないと訴えた自民党が無党派層への支持を広げ、選挙区、比例代表双方で民主党を圧倒した。
 反対派は自民党公認を受けられず、無所属や新党結成で臨んだが、苦戦を強いられた。
 
 【絶対安定多数】与党が常任委員長を独占した上に、すべての常任委員会の委員数でも過半数を確保することが可能な議席数で、衆院の絶対安定多数は269。
 

[産経新聞(9月12日)より引用]


「そろそろ責任を取らせよう」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
バッファローズ買い受け、フジテレビ買収、で今回の衆院選立候補…。いつもぶち上げるだけぶち上げて、風呂敷広げるだけ広げて、「あ、ダメでした。残念、本当に残念。本気だったんですよ」。そんな、民主党のマニフェストみたいなの、よろしくないですよね。

「右も左も選挙の話題」
派遣社員 前田 智美(25歳)
過去最高の投票率を記録。普段は選挙に無関心な人たちが、この一連のお祭り騒動(と言ったら呑気すぎますが)に便乗して、結果的に多くの人が政治に興味を持てたということだけでもこの選挙の意義があったと思います。本当の問題はここからですが。

「演技力」

大学教員 服部 圭介(28歳)

今回の結果は郵政問題に対する世論の反映と言うよりは、「強いリーダー」を求める国民の願いの反映だという気がする。それをレーガンやシュワちゃんのように見事に演じきった純ちゃん。日本もそういうトップが好まれる国になってきたようだ。いいのか悪いのか。

「終わりの始まり?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

単純に「小泉勝利」ですよね。国民も「改革頑張ってるっぽいので1票」くらいのノリだと。だって同じ状況で森首相だったら…大敗ですしw。今後いないでしょうね、あんな稀有な変人+演技派は。数年後、反動で自民崩壊したら…小泉さん公約達成ですね>自民を壊す。

 

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