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2005年9月14日号(毎週水曜更新)

春暁ガス田に中国艦隊

 海底ガス田の開発を巡って日本と中国が対立している東シナ海の中国側のガス田海域で、海上自衛隊の哨戒機が9日、ガス田の周囲を航行している中国海軍の軍艦5隻を見つけた。このガス田の間近で中国の軍艦が確認されたのは初めて。
 海上自衛隊のP3C哨戒機(鹿屋航空基地所属)が、中国海軍のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦(7940トン)など5隻を見つけたのは、9日午前9時ごろ。沖縄県・久米島の北西約290キロの東シナ海にある、中国が開発を進める春暁ガス田施設を、5隻のうち、駆逐艦1隻とジャンフーI級ミサイルフリゲート艦(1702トン)2隻が周回していた。
 日本が排他的経済水域(EEZ)を主張する日中中間線の日本側には入らなかったが、境界に迫っていたという。駆逐艦は最新鋭艦とされ、巡航ミサイルなどの搭載が可能で、今年1月にも久米島の北西約400キロの海域で2隻が確認されていた
 また、海自がこれまで確認したことがなかった情報収集などをするミサイル観測支援艦や、洋上補給艦の2隻も付近を航行。5隻はいずれも現場海域を離れたとみられる。ガス田開発を巡って日中両政府が対立する中、中国側の示威行動との見方もある。
 春暁ガス田は、日中中間線に近い中国側にある。日本側の資源が吸い取られる可能性があるとして、経済産業省は7月、帝国石油に日本側の試掘権設定を許可したが、中国の石油会社は9月中にも生産開始が可能との見通しを示している。
 日本政府は「東シナ海で試掘権設定を許可した日本政府をけん制する狙いがあるのだろう」(政府筋)とみて、中国側の動きを注視している。
 政府は中国側の「けん制」に動じることなく、試掘準備を進める一方、ガス田問題の対立が先鋭化する事態を避けるため、中国政府に早期に実務者協議に応じるよう呼びかける方針だ。
   

[読売新聞(9月10日)より引用]


「戦争を望んでいるのは?」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
独島の韓国がめんどくさいのは、国内の反応ばかり見て、官も民もパフォーマンスをすること。そう考えると、民意高揚の道具には使っても、積極的に人気取りをしなくていい中国のほうが大人の話をしやすいはず。まぁ、そんな彼らがあえてした怖さは残りますが。

「息継ぎしてほしい」
派遣社員 前田 智美(25歳)
資源をめぐる対立。軍艦の登場。対中関係の不穏さは増すばかりです。油田に対する中国側の異様な強硬さと性急さは、急速な経済成長の影でかなりエネルギー不足に陥っている証拠。ここらで少し落ち着かないと後が大変なのに。

「大人の振る舞いを」

大学教員 服部 圭介(28歳)

こちらも対抗して艦隊を…なんて反応する必要ないと思います。巡視船を少しだけ置いて、こちら側に来ないか監視をしてるだけがいいと思います。何かあれば国際機関や国際世論に訴えればいい。子供は力で解決しようとして、大人は法や策略で解決するものです。

「隣国の中にも礼儀あり」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

正直…ちょっとムカついてます、この事件。話し合おう、って言ってるのに勝手に採掘開始→海底で繋がってるので日本領のガスも取れちゃうあるよ、みたいな。著作権、台湾問題、核もある。今後「アジアの暴れん坊」として名を馳せそうで、ちょっと疲れそうですね。

 

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