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2005年11月23日号(毎週水曜更新)

厚労省、新型インフル向け「タミフル」確保

 厚生労働省は18日、新型インフルエンザ対策として備蓄を進めている抗ウイルス薬の「タミフル」7万2600人分(5日分=72万6000カプセル)を確保した。製造元のスイス医薬大手ロシュグループの中外製薬と進めていた契約がまとまった。政府は来年度中に官民合わせて2500万人分を備蓄する計画で今回の契約は、国が確保する分の第1弾となる。
 厚労省が昨年作った「5年間で国が60万人分を購入する」という備蓄計画の初年度分を確保した。契約価格は約1億5800万円で、薬価の6割強で確保したことになる。今月8日、医薬品の卸業者に対して入札を実施したが、入札価格が予算を上回ったため、購入を見送り、製造元の中外製薬と直接、契約交渉を進めていた。  
 

[日本経済新聞(11月19日)より引用]


「どのようにわけるか」
大学教員 服部 圭介(28歳)
出るぞ出るぞとまるで「新製品」かのように噂される新型インフルエンザ。薬を作る技術はあっても、それを社会にどう分配するかという問題、とても経済学的で面白いなぁと思います。新型が発生する確率が不確実な為に、やっぱり公的にも備蓄をやってほしい。

「情報公開」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
この薬が効果を発揮するのは主に感染した後で、予防使用も連続服用している期間内とのこと。精神異常行動などの副作用例もあるとか。抗インフルエンザ薬と一語で表現すると簡単だが、イレッサ問題同様に、患者に対してきちんと情報公開してほしいです。

「病気も怖いが薬も怖い」

派遣社員 前田 智美(25歳)

ただならぬ警戒状態に、注射嫌いの私も予防接種を受けました。何よりも怖いと思ったのは、今大量に用意されているタミフルの副作用と思われる現象で突発的に自殺してしまったというニュース。鳥インフルエンザも怖いけど、こっちのが衝撃でした。

「税金の正しい使い道」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

大量備蓄。パッと聞くといい感じですが…これで他の国の需給がおかしくなったりしないんですかね?もしそうだったらエゴ丸出してかなりかっこ悪い。増産には限界があるでしょうが、許される限り準備して欲しいです。税金もこういう使い道ならOKですね。

 

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