点数化ニュースサイト
2005年11月23日号(毎週水曜更新)

みのもんたが紅白司会に大抜擢

 「第56回NHK紅白歌合戦」の司会者が17日、東京・渋谷区の同局で発表され、“ミスターTV”“視聴率男”の異名をとるタレント、みのもんた(61)に決まった。みのは「ぼくが1番いいんじゃないのと思っていた」と不敵な笑み。「心、耳、目に残る歌を味わっていただけるよう全身全霊でやりたい」と抱負を語った。“新生”をアピールする今年は、従来の総合・紅白別の司会制を廃止し複数のグループ制に。この日は、同局の山根基世アナウンサー(57)もあわせて発表された。〔写真:ついにNHKで大役を掴んだみのもんたとかつてオジサマ族のアイドルだった山根基世アナ。山根アナも紅白の司会は初めて〕
 NHKも紅白も、テレビ界きってのエンターテイナーにかかると、まるでワイドショー、バラエティーのノリ。発表会見の場で、イスから立ち上がり、歩き回りながら、いつものみの節を炸裂させた。
 「受信料? 自動引き落としでお願いしております」。会見を見守ったNHK職員から一斉に拍手が起こり、「ギャラ? NHKの場合、安いとか低いとか言われてますが、どのくらいの提示かとマネジャーに聞いたら、『松井(秀喜)よりちょっと低かったです』と言うので、あー、それでいいなと思いましたよ」。今度は大爆笑だ。さすが、テレビの申し子。一瞬にして、会場に集まった全員の心を掴んだ。
 NHKが正式に出演を打診したのは先月。「あっ来たなと思った。ぼくしかいないだろうと思っていた」。想定内の依頼だった。「NHKでは、ぼくの声が全国津々浦々に届く。憧れだった。こりゃ、またとないチャンスを与えられた」と即決。迷いはなかった。
 民放全局でレギュラー番組を経験したみのだが、NHKは、平成11年7月放送のBS2の単発番組「いまさら聞けないあなたのためのNHK流行講座」の司会のみ。地上波では今回が初となる。
 司会選考にあたり同局の茂手木秀樹・歌謡演芸部長は「名曲に輝きをもたらし、最新ヒット曲にさらなる勢いを与えるため、最も大切にしたいのが司会。歌の中身をきちんと受け止め、わかりやすく伝えてくれる人を選んだ。みのさんは歌の後、何を語るか、どんな表情をするか、見たいと思う人」と説明。昨年の紅白は視聴率39・3%に落ち込んだだけに、天下のNHKといえども、視聴率男にすがるしかなかった。みのも「NHKの転換期に大役をおおせつかった。ぼくなりに、心地いい紅白にしようと思う」と語った。
 最後の砦を陥落させ、興にのったみの。「NHKで、深夜の生番組を月から金で、できればいい。朝、昼、晩と全部生で埋めたい気もします」。NHKへの“逆ラブコール”も飛び出した。  
 

[サンケイスポーツ(11月18日)より引用]


「それくらいじゃぁダメだ」
大学教員 服部 圭介(28歳)
番組のコンセプトや対象がぼやけきっている中、司会者が誰だとか演歌歌手の比率とか、そんなことは些細なことのように思う。率が欲しいなら、紅白をやめて報道特集にでもする方が懸命だ。ぼやけたものよりはっきりしたものを好む昨今の世の中ですから。

「日常の男」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
昼休みに食堂の角のテレビで視界に映るみのもんたの顔。会社帰りのラーメン屋でテレビから聞こえてくるみのもんたの声。朝から晩まで毎日見ているみのもんたの姿。みなさんは2005年の最後、新しい年を迎える瞬間に、みのもんた司会のテレビを見たいですか?

「ギラついた大晦日」

派遣社員 前田 智美(25歳)

熟年層にターゲットを絞ったか、NHK。オカンが朝ズバ派のため、毎朝みのさんを見ざるを得ない状況なんですが、正直朝はしんどいです。大晦日の夜なら、あの濃厚にみなぎる生命力が生か されるかな?朝昼晩生放送なんて見たら、ゲッソリもってかれそうです。

「ズレた組織のズレ司会」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

年末に「紅白」を期待する人って…年末年始は穏やかに迎えたいって思ってないですかね?保守的な感じで。そんな人に「みの」…ここに「ユーザー」の気持ちとのズレを感じます。自分たち中心・話題先行。まだダメですかなぁ、あの組織。

 

ニュース関心度合計(/20)


服部
浅羽

前田
高橋




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

厚労省、新型インフル向け「タミフル」確保

耐震偽装問題
紀宮さま結婚
松井秀喜ヤンキースと正式に再契約
みのもんたが紅白司会に大抜擢

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー