点数化ニュースサイト
2005年11月30日号(毎週水曜更新)

探査機はやぶさ再着陸成功

 日本の小さな探査機はやぶさが26日、3億キロかなたで大仕事をやってのけた。
 小惑星に再着陸し、岩石の採取に挑むという、世界に例のない離れ業。打ち上げから2年半余り、はやぶさを見守ってきた宇宙航空研究開発機構の研究者たちの間には、成功を確信した瞬間、笑顔と歓声があふれた。
 26日午前7時過ぎ、はやぶさが着陸態勢に入り、地上との通信が制約される時間帯に入った。息詰まる管制室。その緊張が解けたのは、8時40分ごろ。通信が全面回復し、管制室の画面に「WCT」という表示が現れた。岩石採取装置の作動を示す。「やった」「すごいね」。研究者たちの喜びは、インターネットを通じた管制室の中継で、世界中に伝わった。
 米航空宇宙局とは比較にならないほど小さく、人員も少ない同機構宇宙科学研究本部(神奈川県相模原市)にとって、この1週間はまさに総力戦だった。
 20日の初挑戦では、着陸寸前に異常が発生。岩石を採取できないまま、灼熱(しゃくねつ)の地表に30分以上とどまった揚げ句、緊急退避によって100キロも遠ざかるという予想外の結果に終わった。
 再着陸のチャンスは25〜26日しかない。「高熱で機器が壊れていないか」「燃料が足りるか」――。管制室に詰めた研究者たちは、探査機の“体調”を気遣いながら、寝る間を惜しんで再挑戦の準備にあたった。
 総力戦の成果が地球へ戻ってくるまで約1年半、管制チームの戦いは続く。
 

[読売新聞(11月26日)より引用]


「それはスゴイ!が…」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
宇宙開発は、アームストロング船長が月に着いて以降、どんなことをしたかよりも、それをどう生かすか、が重要になってきたはず。はやぶさの件は、第一歩です。これを成功させた有形無形の技術・知識をどうつかっていくかに、ぼくはより期待しています。

「祝!ホールインワン」
大学職員 石井 涼子(26歳)
たった1mのはやぶさが、たった400mのイトカワに着陸する。それを命中させたのはたった40mのVLBIアンテナ。すごい。プラネテス(宇宙アニメ)の見すぎで、惑星探査がそんなにすごいのかと思っていたけれど、確かにこのホールインワンは涙ものだ。

「直接惑星に行って欲しかった」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

まだ油断はできません。しかし、是非とも成功して欲しい。最近宇宙開発の分野でなかなかいい知らせを聞いていないので、ここらでビッグニュースを聞きたいものです。しかし、惑星の石を直接採取できなかったのでしょうか?国際規約で決まっているのかな?

「ナショナリズム?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

これ、詳しく調べると…すごいプロジェクト。だって3億キロ離れた小惑星の岩石を「自動航行」で持ち帰る…って、まさに「科学!」な夢のある話。その上、まだまだ宇宙は道の世界が広がってる。確かに人生をかける人たちの気持ちも解ります。深い。終わり無き旅ですね。

 

ニュース関心度合計(/20)


斎藤
石井

田中
高橋




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

探査機はやぶさ再着陸成功

朝青龍、前人未到7連覇
韓国カンニング過剰反応
バリウム副作用の疑い
世界一交代?GMとトヨタ

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー