大相撲九州場所は26日、福岡国際センターで14日目が行われ、横綱朝青龍(高砂部屋)が大関魁皇(友綱部屋)を下し、千秋楽を待たず、15度目の優勝を決めた。
朝青龍は、いずれも史上初となる7連覇と、年6場所の完全制覇を達成。同時に年間勝ち星を83勝とし、北の湖が1978年に作った82勝の最多記録を27年ぶりに塗り替えた。
また、東関脇で、ブルガリア出身の琴欧州(本名カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、佐渡ヶ嶽部屋)は大関千代大海を破り、11勝として場所後の大関昇進を確実にした。昇進の目安となる直近3場所の計33勝を大きく上回る36勝となり、日本相撲協会審判部は千秋楽、昇進を審議する理事会の招集を北の湖理事長に要請する。
外国出身力士の大関昇進は、2002年名古屋場所後の朝青龍以来で5人目、欧州からは初めて。所要19場所の昇進は、朝青龍の22場所を上回るスピード記録(年6場所制が定着した1958年以降、幕下付け出しを除く)となる。
[読売新聞(11月26日)より引用]
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