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2005年12月28日号(毎週水曜更新)

日本人の人口、初の自然減

 日本に住む日本人の人口は2005年に初めて減少に転じることが22日、厚生労働省の人口動態統計の年間推計で分かった。出生数から死亡数を引いた「自然増加数」はマイナス1万人で、統計を取り始めた1899年以来初の「自然減」となる。
 日本に住む外国人を含めた総人口ベースでもマイナス4000人と見込まれ、国立社会保障・人口問題研究所の「自然減は06年から」とする予測より1年早い。少子高齢化に伴う人口減少社会への突入は年金など社会保障制度や労働力確保といった社会、経済への影響が大きく、人口増加を続けてきた日本には歴史的な転換点。政府の実態に即した対策が急務となる。
 同研究所は「インフルエンザの流行で死亡数が増えたことに加え、1970年代前半生まれの『団塊ジュニア』の出産が伸びなかった」と分析している。
 

[共同通信(12月22日)より引用]


「だから、減るんだって」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
恒例の少子化ニュースですが、社会が安定してくれば人口増加率が落ち、それがマイナスに転じることもあるでしょう。でもこれ、歴史をみても当たり前。ですから、年金・福祉等、何も考えずに人口が増加しつづけることを前提に立てられた施策の見直しは、早急に。

「心配してない」
大学職員 石井 涼子(26歳)
心配はしていない。むしろ社会構造がドラスティックに変わることを楽しみにしている。私たち若者はこうやって発想を転換し、自分たちの不利を被ってまでも、社会変化を楽しもうとしてるのだから、ご高齢の方にも是非協力していただきたい、既得権は捨てて。

「このままでいい」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

人口減少=悲観論という主張が繰り返しなされていますが、私はもっと人口が減ったほうがいいと思います。人口が減ることで縮小財政ができるわけで、結果として小さな政府が成立することにつながるわけです。人口を増やす議論よりも、人口が減った社会を前提に議論することが建設的だと思いません?

「次の姿」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

人口問題って結構リアルで面白いですよね。発展途上→先進国になる過程で、最初は病気で子供が死ぬので一杯子供を作り→それで経済が伸びれば医療発達、人口が増え→女性が働き、教育費が高くなると少子化が進む。。この次の「国の姿」、凄い興味があります。

 

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