新華社電によると、中国広東省韶関市で有毒のカドミウムを含む廃水が川に流入した問題で、広東省政府は21日、下流の広州市と仏山市に汚染水が接近しているとして飲料水の確保など緊急対策を講じるよう命じた。
広州市にはホンダやトヨタ自動車など日本企業が進出、仏山市を含めこの地域には日本人も多く住んでいる。
韶関市では15日ごろ、市内を流れる北江に猛毒のカドミウムを含む精錬所の廃水が大量に流入した。下流にある同省英徳市の市民ら10万人以上の飲料水が汚染の危機にさらされ、同市は緊急の送水管を設置するなどの対策を行っている。
[共同通信(12月22日)より引用]
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