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2006年1月18日号(毎週水曜更新)

韓国、黄教授が「自分に責任」と謝罪

 世界で初めてヒトクローン胚(はい)を使って胚性幹細胞(ES細胞)を作ったとの論文がすべて「ねつ造」と断定された韓国ソウル大の黄禹錫(ファンウソク)教授が12日、ソウル市内で記者会見し、「すべての責任は自分にある」として、「みじめな心境であり、許しを請う」と謝罪した。
 また、部下の女子研究員に補償金を渡して卵子の提供を受けていたことを認めた。
 しかし、ES細胞については「自分の目で確認した。卵子さえあれば、患者適合型ES細胞も6か月で作れる」「(ES細胞の材料を取り出せる)胚盤胞(はいばんほう)作製では世界最高の技術がある」などと主張。
 その上で、2004年と05年に米科学誌「サイエンス」に掲載された論文について、「誇張だったことは認める」としながらも、培養やDNA検査を担当したミズメディ病院の研究員たちが能力不足からうまく実施できなかったことを隠すため、ES細胞を別の細胞とすり替えて虚偽の結果を報告し、自分たちをだました――として、ねつ造の意図を全面的に否定した。
 ソウル大調査委員会の調査結果に対しても「納得できない」と反論した。
 黄教授の後ろにはソウル大の研究チームのメンバー数十人が並び、教授は涙声で「彼らに批判の目を向けるのはやめて」と訴えた。
 

[読売新聞(1月12日)より引用]


「捨てる神あれば」
サッカー新聞社勤務 斎藤 滋(27歳)
あのクローンエイドが、支援依頼をしているそうで、ねつ造ではなく陰謀によってハメられたんだと勝手な援護射撃(笑)。なんて勝手で一方通行のシンパシー。“あっち”にいってしまうかは見ものです。とはいえ、やはりクローンというのは神の領域なんですね。

「人の振り見てわが身を」
大学職員 石井 涼子(26歳)
仕事柄、研究倫理を高めようとしている国の様子を横目で見つつ、姉歯ヒューザー問題を見ていると、この韓国のES細胞論文問題が日本で起きてもおかしくないと思いますね。 ここまで世界的ニュースになるとやはり恥ずかしい。日本の学術も身を引き締めないと。

「チェック体制の責任は?」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

ねつ造の発見が遅れたソウル大学自体に対する追求がなされていませんよね。韓国メディアと日本のメディアの違いでしょうか?そもそもソウル大学のチェック機能に問題があるのだと思います。巨額の資金が動いたあとでの発表というのちょっとおかしいですよね。

「6ヵ月後には違う言い訳」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

んー…どうしても言い訳っぽい。仮にも「科学」の教授が、実際に存在しないデータを公表した事は致命的でしょ。で、研究チームを後ろに並べて「彼らを責めないで」って…お前だろが!(笑)ちょっと国民人気に甘えてるような気がします。冷静に見れば…ありえないでしょ。

 

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