国際サッカー連盟(FIFA)は13日、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で開幕2日前の6月7日に予定されていた開会式を取りやめると発表した。会場となるベルリンの競技場を、6月13日の1次リーグの試合ができる状態に戻すことが困難と判断したため。
開会式は著名アーティストらが参加し、過去に例がない大掛かりなものが計画されていた。FIFAのブラッター会長は「軽い気持ちで決めたことではない。スポーツの側面を優先しなければならない」との声明を出した。既に販売した入場券はすべて払い戻す。
ドイツ国内では、中止決定は開会式の予算が当初予算をかなり上回る2500万ユーロ(約34億5000万円)となったことや、開会式の入場券販売の不振が原因とする見方もある。
[共同通信 (1月14日)より引用]
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