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2006年6月14日号(毎週水曜更新)

岡本太郎さん「神話」復活

 芸術家の岡本太郎さん(1911〜96年)が1960年代末、原爆投下をモチーフに制作した巨大壁画「明日の神話」の修復作業が終了し、6日、愛媛県東温市で報道陣に公開された。
 壁画は縦5・5メートル、横30メートルで、大阪万博の「太陽の塔」と同じ時期の68〜69年に制作された。岡本さんの反核のメッセージが込められ、ピカソがファシズムへの怒りを描いた大作「ゲルニカ」の“原爆版”とも称されている。
 「岡本さんの最高傑作」と評価は高かったが、完成後、一時所在不明になり、2003年夏、メキシコ市内でバラバラの状態で見つかった。修復作業は昨年7月から東温市内で、絵画修復家の吉村絵美留さんらの手で進められていた。
 「明日の神話」は、岡本太郎記念現代芸術振興財団(東京・港区)が所有、管理し、生誕100年にあたる2011年をめどに常設展示の場所を決める。
 「明日の神話」は7月8日から8月31日まで、東京都港区の日テレプラザで一般公開される。  
 

[読売新聞(6月6日)より引用]


「芸術は爆発?」
情報誌+企画会社 高橋 明彦(31歳)
ゲルニカも本物を見にいった事があるのですが…ほんと「立ち尽くす」という感覚で。絵の迫力、スケール、ストーリー…この「神話」も通じるものがあると思います。紆余曲折を経て、再度日の目を見た事に何か意味があるのでは?と思わずにはいられないです。是非見にいきます。

「爆発的な力強さ」
派遣社員 前田 智美(26歳)
岡本太郎氏の作品の凄さは、子供から大人まで、専門的なことを知っているいないに関わらず誰が見ても「!」という言葉にならない衝撃を与える力の強さだと思います。「明日の神話」の、一度は行方不明になっても再び蘇ったその生命力の強さも強烈。

「巨匠岡本がより身近に」
大学職員 石井 涼子(26歳)
「ほぼ日」で知りました。巨匠の絵をそれに例えるのはよろしくないかもしれないが、映画「キャシャーン」のような雰囲気で、今でも十分通じる絵ですね。最近は「太陽の塔」も一般人が何とか見学可能になったそうで、岡本芸術がより身近になった気がします。

「日本人が好きな絵」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

数年前、日本人が好きな絵画の第1位がモナリザではなくゲルニカだったのをニュースで見て驚いた記憶があります。大作をモチーフに称される作品は多いが、ゲルニカなら岡本太郎を措いて他はないだろう。人気の作品と稀代の画家、まさに国宝モノですね。

 

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