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2006年6月14日号(毎週水曜更新)

PRIDE消滅危機

 PRIDEが、消滅危機に直面した。人気格闘技番組「PRIDE」を放送するフジテレビは5日、同番組の打ち切りとイベントからの完全撤退を発表し、同日付で運営会社の「ドリームステージエンターテインメント(DSE)」に契約解除を通告した。10日に放送予定だった収録済みの番組「PRIDE武士道」の放送も中止する。
 同局広報部は「DSEとは放送とイベントを契約していたが、関係を継続する上で不適切な事象がDSE内部で起きている疑惑が強まっていることが判明した。契約違反に該当するものだが、具体的に話せない」と説明。また、フジの撤退で、プロレスイベント「ハッスル・エイド」(17日・さいたまスーパーアリーナ)を18日に放送する東海テレビ放送も追随する可能性を示唆。同局広報宣伝部は「まだ判断できないが、キー局の方針に従い中止する可能性もある」とした。
 フジテレビはPRIDEを00年から放送開始。「8億円興行」ともいわれた昨年大みそかの「男祭り」は、平均視聴率17%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得したが、すべて取りやめとなる。興行関係者は「年間十数億円ともいわれる興行権料、放映権料を失えば、高額ファイトマネーの外国人選手らも使えなくなる。消滅は時間の問題」との見解を示した。
 ◆PRIDE 米国のUFCと肩を並べる世界最大の総合格闘技イベント。旗揚げ戦は、97年10月11日の東京ドーム。高田延彦VSヒクソン・グレイシー戦が行われ、桜庭和志の登場などで一躍、人気に。03年からの「男祭り」は大みそか恒例のイベントとなっていた。
 ◆複雑道場開きこの日、DSEの榊原信行社長、高田延彦統轄本部長は東京・竹芝でPRIDE道場「Dreamers」の道場開きを行った。会場には、フジテレビの清原邦夫担当プロデューサーも姿を見せていたが、報道陣には何も語らなかった。DSEの広報では「事実関係を現在、弁護士と調査中。後日、対処したい」とだけ話した。  
 

[スポーツ報知(6月6日)より引用]


「説明責任。」
情報誌+企画会社 高橋 明彦(31歳)
超優良コンテンツ「PRIDE」をフジがいきなり切る…かなり衝撃的で。でも、その割には明確な説明が視聴者に無かったり、視聴者無視のこの態度はどうなん?と。スッキリしないこのままの展開なら、番組をボイコットしたいくらいです。礼儀、忘れちゃダメですよ。フジさん。

「諸行無常?」
派遣社員 前田 智美(26歳)
年末恒例の高視聴率特番にまで発展していたのに、突然の契約打ち切りにビックリ!そして、DSEの会見も歯切れが悪くて残念。ファンあっての世界なのに、これじゃぁファンの皆さんはやりきれない思いでいっぱいです。しっかりして、DSE!!

「寄生運営の行く末」
大学職員 石井 涼子(26歳)
PRIDEを真に世界王者を決める場にしたいのであれば、組織が存続しつづけるようにうまく切り盛りするのがPRIDE経営陣の役割でしょう。傍から見ていると、フジテレビの資金提供に甘んじてしまったように思える。K−1に勢いを吸い取られそうだ。

「チャンピオンはひとりでいい」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)

これだけの人気番組を切り捨てるのだから、事態は余程深刻なのでしょう。ただ残酷なファンとしては、ライバルのFEG(K-1など)に頑張ってもらって、PRIDEの人気選手とビシビシ契約してほしい。二分化していく傾向だったから、良い機会と言えばよい機会です。

 

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