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2006年6月28日号(毎週水曜更新)

夕張市が財政再建団体へ

 財政が危機的な状況に陥った北海道夕張市の後藤健二市長は20日午前、市議会で「(結論の)先延ばしでより負担が増えることは確実で、資金繰りの安定には透明な計画が不可欠だ」と述べ、国に自治体としての「倒産」に当たる財政再建団体の指定を申請する考えを正式に表明した。
 同日午後、北海道に報告、今後は再建計画を策定し市議会の議決や国の同意を得て指定を受け、事実上国の厳しい管理下で再建を進める。同市の実質負債総額は標準財政規模の10倍以上ともされており、再建計画の策定に1年前後、再建には長期間を要する見通しだ。再建団体への指定は1992年の福岡県旧赤池町(現福智町)以来となる。
 同市の負債はことし3月末までで約290億円、地方債や第三セクターへの債務などを加えた実質負債総額は500億円を超える見通し。  
 

[共同通信(6月20日)より引用]


「氷山の一角」
情報誌+企画会社 高橋 明彦(31歳)
770兆円の借金まみれな国は、夕張市に偉そうな事は言えないですね(※借金時計っていうサイトを機会あれば是非。寒気がします)国も明日は我が身。都道府県が潰れる前に対策必須かと…金持ちヒルズ族を見せしめに潰す暇あったら、こっちが先じゃない?と思うけど。

「会社潰すのとはワケが違う」
派遣社員 前田 智美(26歳)
炭鉱の閉山というハンデがあったとはいえ、もう少し現実的で賢いヤリクリはできなかったのでしょうか。メロンでかなり頑張ったとは思いますが、映画祭もスキー場も一般企業だったら考えられないような危機感ゼロの経済感覚。第二の夕張市はどこだ!

「血税処理か・・・」
大学職員 石井 涼子(26歳)
ここ数年、私の職場は緊縮財政中で、ボーナス減、休暇減、研修凍結という状況だ。短絡的に考えるとこの決定は労働者として非常に納得がいかない。が、夕張の事例を知った今、事前にメスを入れて何とか財政難を回復しようとしているんだと、納得してしまった。

「過疎化スパイラル」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(35歳)

中心産業を失っても、夕張に自活する力が初めからなかった訳ではない。財政にムダもあっただろうし、有効な策もあっただろう。でも、人的資産が不足しすぎると、アイデアを実行できないし、アイデアも出なくなるのでしょう。

 

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