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2006年7月19日号(毎週水曜更新)

14万人が1年以上滞納

 日本学生支援機構(旧日本育英会・横浜市)の育英奨学金の返済を1年以上滞納している人が2005年度末時点で、14万2000人と過去最高だったことが12日、同機構の調査で分かった。不良債権として扱われる3カ月以上の滞納も18万5000人に上った。
 滞納理由を「無職と失業」と答える人が増加傾向にあり、奨学生の多くが卒業後も経済的に厳しい状況に置かれている実態が浮き彫りになった。
 支援機構は「卒業後すぐに就職できない人が多いとみられ、奨学金の踏み倒しが横行しているわけではない。景気の回復に従って今後、改善していくのではないか」としている。
 支援機構によると、05年度末時点で1年以上滞納した人は前年度の13万4000人から6%増加し、滞納残高は1221億円だった。


[共同通信(7月12日)より引用]


「今、利用者です」
大学院生 田中 教之(30歳)
私は学部時代の奨学金は返済しましたが、大学院に入学したので、今お世話になっています。まぁ、無担保ローンなので、回収できないリスクはめちゃくちゃ高いんですけどね。払わないのも問題ですが、ある程度担保を得る制度改革も必要でしょう。

「景気が原因?」

IT系 平田万貴(29歳)

本当に卒業後に職がない、職を失ったという若者がそんなに多くいるのだろうか。景気が回復しつつあり、求人も多く出ている今日。この数字に首をかしげたのは私だけでしょうか。支援機構には更なる調査と返済方法の再考をして頂きたいものです。

「借りたものは返す」

情報誌+企画会社 高橋 明彦(31歳)

…これを「モラルの低下」と考えるのはうがちすぎでしょうか?苦しい時に助けてくれた恩に報いてきっちり返す。それが義理とか礼だと思います。育英会の取立てとか優しそうだから、踏み倒されまくりになってるような…アイフルに委託すべきか?とも。それで滞納がなくなっても嫌ですけどね。

「借金ではないけれど」
医療関係 久田 優美子(26歳)
借りる時の恵比寿顔、返す時の閻魔顔とでもいいましょうか。私も返済している真っ只中で、しんどい一人です。強制執行もよいことだけど本当の返済不能者との区別は必要です。それにしても、もう少し早い段階で取立てを行うべきだったのではないでしょうか。

 

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