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2006年11月29日号(毎週水曜更新)
 

城彰二引退決意

 元日本代表でJ2横浜FCのFW城彰二(31)が今季限りで現役を引退することが22日、明らかになった。23日にホーム三ツ沢球技場で行われる徳島戦の試合終了後、サポーターに直接伝える。31歳での引退はサッカー界に大きな衝撃を与えることになりそうだ。横浜FCは残り3試合で、現在首位に立っており、悲願のJ1昇格のため、城はサッカー人生のすべてを懸ける。
 日本サッカー史に名を残すストライカーが重大な決断を下した。城は今季45試合中40試合に出場し12得点。横浜FCをJ2首位に押し上げた功労者の1人だ。高木琢也監督も献身的なプレーを高く評価しており、城自身も「もう一度J1でプレーしたい」気持ちでチームを引っ張ってきた。
 しかし、左ひざは限界だった。高校時代に前十字じん帯を断裂。00年の日本代表の中国戦で再度痛めるなど古傷になっている個所だ。だましだましプレーしているが、試合後数日たっても痛みが消えないこともある。納得いくプレーができないことに悩み、8月ごろには「このひざではJ1で満足にプレーすることはできない」と今季限りでの現役引退を決意した。そしてシーズン終盤にさしかかり、J1昇格の可能性が高まったことから、今月に入って奥寺康彦社長、高木監督ら幹部に引退の意思を伝えた。
 クラブ側はまだ31歳で来季も十分に戦力として働ける上に、カズと並ぶチームの顔であることから慰留に努めた。しかし城の決意が固く、左ひざの状態は本人が一番分かることから、翻意は難しいと判断。城の希望に沿い、23日の徳島戦の試合後にサポーターに直接、引退を報告することになった。

[スポーツニッポン(11月23日)より引用]


「時代を感じます」

大学院生 田中 教之(30歳)

城と言えば、私たちの世代では人気でした。鹿実を卒業して、日本のFWとして「ドーハの悲劇」アメリカW杯予選も活躍していました。今の日本サッカーの発展は彼ら世代の業績によるもの。Jリーグの当初の選手が去るのは寂しいですね。

「お疲れ様」

IT系 平田 万貴(30歳)

J1でプレーしたいという気持ちだけが今まで彼を支えてきたと思いますが、やはりサッカー選手にとって足の怪我は致命的。31歳の若さで引退とは早いのでは、という気もしますがやはり体は大事にして欲しいので今後別の形で活躍されることをお祈りします。おつかれ様でした。

「夕日色の引退」

大学職員 石井 涼子(27歳)

中田の引退も新庄の引退も、絶頂期の引退で輝いている。城の引退はなんだか夕日のようだ、切ない。あんなに活躍したプレーヤーの最後がJ2だったとは。インタビューを聞いて彼のこれからをを支えてあげたくなった。銚子鉄道の「ぬれ煎」を買いたい気分。

「もどかしい人」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(35歳)

代表の頃、マスコミや協会からバッシングを受けて苦しんでいた姿が印象的。才能に比べて実績の伴わなかった選手生活ではなかっただろうか。もっと大物になる期待を抱いて彼を追っていたファンは多いはず。もどかしくも燃え尽きた彼に拍手を送りたい。

 

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